真剣勝負の証、泥臭い努力の力 ─ 陸上競技における指導者の願い
もうすぐシーズンインです。毎年思いますが、一生懸命に練習を頑張ってきたからという理由だけでは、頑張ってきた人全員によい結果が出るとは限らないということです。
しかし、同時に一生懸命頑張ってない人には、よい結果は出るはずがないということも真実です。
指導者としては頑張った人全員に結果を出させてやりたい。そこで結果を出させてやるのが指導者の技量だと思うのですが、なかなかそうもいきません。
悔しい気持ちはできれば味わいたくないですが、忘れちゃいけないのは、自分が努力してきたという思いと、悔しい気持ちやうれしい気持ちは比例しているということ。
真剣に陸上競技に取り組んでいるからこそ、結果が出ないと大きくへこむ。
いい結果が出た時は本当にうれしい。
良くも悪くも大きく気持ちが揺さぶられるということは、まじめに真剣に生きているという証拠。
落ち込みたくないから努力をするのをやめるのはカッコ悪い。
楽して結果がよかったらラッキーみたいな軽い生き方はしょうもない。
泥臭くても、地にしっかりと足をつけて、歯を食いしばってでも一歩一歩進んでいく選手を育てていきたい。