
低周波騒音が少ない物件探し
近隣に設置されたエコ給湯器等から発生する低周波騒音を浴びるうちに、不眠等の影響が出た。
主に自宅内で不調だったため、転居先を探した時期に調べたりわかったりしたことを少し記述。長文注意。
なお、「就寝時何でもなかったのに、起床時に重苦しい頭痛を感じる」等の症状は、低周波騒音のみならず携帯・スマホ等に利用される「無線周波数電磁波」も関与している可能性がある。
よって、出来れば電磁波も弱いか、全く存在しない「携帯電話不通エリア」が最も望ましいと当時も今も思っている。
単純に言えば、「低周波騒音と電磁波から身を守れる住環境・物件を探している」ということ。
避けたいリスト
風力発電(湾岸・洋上)
ブレード(羽根)が風を受けて回る時に低周波音が出る。
当然、その発電所から遠ざかれば音は聞こえなくなる。
汐見文隆医学博士の書籍によれば、ある地域では、低周波音症候群の症状が複数の住民に出たので、所有者と交渉して、夜間の運転は停止(羽根が回らないようにする)してもらったとのこと。
余談だが、風力発電はシャドー・フリッカー(太陽光が羽根で遮られてチラチラする)やバード・ストライク(野鳥が開店する羽根にぶつかって死んだり怪我をする)等の問題もある。
また、風力発電は、どちらかと言えば辺鄙な所に建てられて、人間が遠くでリモート監視を行う。
そのため、万が一火災が発生しても、気付くのが遅れたり、すぐ気付いても現地へ(メンテナンスに)行くまで時間がかかったりすることがある。
以下参考(経済産業省によるPDF):
太陽光発電所・地熱発電所
住宅密集地のすぐ側に太陽光パネルが設置されている場合がある。
文字通り太陽光で発電するので、いわゆる運転は日中だけかもしれないので、もしそうなら地域住民の睡眠には関与しないかも。
発電する際、コンプレッサーや、何らかの冷却装置等、機械が動く可能性があるので、その辺は調べておきたい。
また、地熱発電所も同様。
こちらも運転する時間帯や騒音の有無が知りたい。
田畑・牧場・ゴミ焼却炉
「田園地帯にポツンと一軒家」という物件もあると思う。
栽培する植物によっては、農薬を使用する場合があるので、少し気を付けたい。
ゴミ焼却炉は匂い等が気になる可能性。
スーパーマーケット・コンビニエンスストア
業務用冷凍冷蔵庫のコンプレッサーや、エアコンなどの室外機から低周波騒音が出るので、冷凍・冷蔵が必要な飲食物等を販売している店舗は注意が必要。
中には「道路を一本へだててコンビニが建って以降、家族全員不調になった」という話もある。
以下は一例。
公調委平成28年(セ)第1号 成田市における室外機等からの騒音・低周波音等による健康被害等責任裁定申請事件
公調委平成29年(セ)第2号 成田市における室外機からの騒音による健康被害等責任裁定申請事件
携帯電話無線基地局
無線周波数電磁波を出す(各携帯・スマホと送受信)。
施設の冷却装置や施設が低周波音を出しているかも?
その電磁波には「遮へい物があっても楽々と受信出来るように低周波音を混ぜられている」可能性がある。
状況次第で、地熱や太陽光を使用して発電しているかもしれない。
(信号機まで消えるようなブラックアウト下でも携帯・スマホが使用可能だったら、蓄電か発電をしている可能性)
複数の企業あるいは単独企業が基地局を乱立させて、それらで送受信されている複数の電磁波同士が重なり合う場所は危険な気がする。
例えば、一人の人が大声を出すのと、複数の人が固まって合唱するのとでは、後者の方が音が大きい。
いずれも、声を出している人から遠ざかれば、それは聞こえなくなる。
(これは低周波騒音や微振動でも理屈としては同じ)
ネットで物件探しをしていて、激安の「畑にポツンと一軒家」を見つけたが、google map の衛星写真で見ると、至近距離に基地局が建っていた、ということがあった。
自衛隊・消防署・警察
いずれも、いわゆる「無線」を使っているので、ちょっと避けたい。
余談だが、警察官で制服に無線を付けている方は、出来るだけアーシングをした方が身体に良いかも。
放送局(テレビ・ラジオ等)・無線局
発信元に近ければ近いほど、それらの電波の影響を受けやすい可能性が。
個人所有の無線も同様で、その場合は住宅密集地の一軒家敷地内に細く小さいアンテナを建てているかも。
違法電波の発見、取り締まりは総務省が担当。
飛行場・高速道路・主要幹線道路の近く
ザックリ言えば、飛行機のプロペラや車のタイヤが回る音に低周波騒音が含まれる。
高速道路は遮音壁(コンクリート製、金属製等)が建てられる場合もあるが、恐らくある程度騒音が軽減されるだけで、完全にはなくならない。
ある脳外科医院の医師に低周波音症候群の話をしたら、「高速道路の側に住んでいた知人は転居した」と言っていた。
離着陸あるいは飛行する飛行機が出す騒音からの影響に関しては、「空港付近の牧場が~」等々様々な事件や訴訟が起きている。
衛星放送その他
例えばWiMaxのように、ある程度まとまった地域に電磁波を提供している企業がある。
その企業と契約していない不特定多数の人々も、電磁波を浴びることになり……。
これに関して言及すると、きりがない。
wowow等の有料放送もそうだし、気象衛星も不安材料。
地表の温度はレーダー等で常時監視されている。
ここまでくると、既にもう、避けたくても避けられなくなってくるので、後はもう、どれを許せて、どれが許せないかを自分で判断するしかない。
隣家のエコ給湯器・24時間換気システム
一軒家に居住後、隣に家が建ってエコ給湯器や24時間換気システムが導入されていたら、それは「知ったら地獄」の始まりかも。
交渉上手な人は、隣家の建築が決定した時点やその前の段階で、低周波音症候群に関して所有者に説明して、設計等にちょっと手を加えてもらったりするようです。
隣家の太陽光発電
条件次第で「太陽光発電のパネルで太陽光が反射して隣家を直撃」ということもある。
「ポツンと一軒家」の隣に大量のパネルがあれば、同様のことが起こらないとも限らない。
また、「太陽光発電はコンプレッサーから低周波騒音が出る」という話もある。
その場合、コンプレッサーが屋内にあれば、まずその家の住人に低周波騒音の影響が出るかも。
並びに条件次第で「その音」が周囲の住宅まで波及し……?
隣家のエアコン室外機
室外機のブレードが回る時に低周波騒音が出る。
室外機が隣家に向けて設置された場合、その騒音は隣家の壁に当たって反響し……ということもあったりなかったり。
エアコンを導入したい家では、室外機はエアコンを設置した場所の近くの屋外(壁の外)に、なるべく置きたいだろう。たぶん遠くに離して設置しない。
もしもそれらの室外機が隣家を向いていたら、間違い無くアウトだと思う。
エアコン運転時、室外機から発生する低周波騒音の影響を最も受けるのは、直撃される隣家。
次に所有者宅にも音が跳ね返って少なからず影響が出るかも。
さらにそこが住宅密集地なら、付近一帯にブレードの回る音が響き渡る可能性が示唆される。
エアコン使用中の部屋は戸窓を閉め切っているので、騒音は聞こえづらく、気付きにくいかもしれないが、条件次第では、「戸窓を閉め切った」せいで、中で長時間、長期間過ごす人に低周波音症候群の症状が出るかもしれない。
ただしこれは条件次第なので、「絶対そうなる」とは言い難い。
(憶測の域を出ないが、低周波騒音が来ている時は「戸窓を開けると楽で、閉めると苦痛」だと言われている。詳細は汐見文隆医学博士の著書を参照)
これも余談だが、室外機からは室内の熱風が排出されるので、もしその先に家庭菜園や樹木があれば、野菜や木々は熱風で枯れてしまう可能性がある。
実際に隣家との境界線に植えられていた木が何本も枯れて伐採されたり、同様に以前は何とも無く育っていた果樹が枯れて裁判沙汰になった、という事例がある。
その他
道内は電磁波まみれ
数年前から北海道内で電磁波が弱い場所を探している。
まずどう考えても、気象衛星、レーダーによる気温測定からは逃れられない。
無線周波数電磁波(携帯電話とスマホ)は、総務省が率先して「つながらない場所を減らしましょう!」とやっているおかげで、つながらない、もしくはつながりにくい場所を探すのは非常に困難。
さらに言えば、電磁波が弱そうな場所(地上だけど海上エリア)が見つかっても、そのエリアで売られている物件が見つからない。
それこそ、人里離れた広大な山林を取得すれば話は別だが、市街地から離れれば離れるほど、ライフラインから遠ざかってしまい、不便な生活を強いられることになりそう。
いわゆる市街地でも、ピンポイントで「携帯電話がつながらない場所」は存在するらしい。
電磁波過敏症の人向け
日本国内に、電磁波過敏症の人が養生出来る場所と建物がある(あった? 現状未調査)。
以下参考まで。
本州に、いわゆる電磁波対策をした集合住宅が複数あるようですが、現在未調査。
電磁波対策の知識がある建築士は複数いる模様。
人によっては、全室改築が無理であれば、せめて普段家人が長時間過ごす「居間、寝室、子供部屋」だけでも電磁波対策するようです。
ただし、無線周波数電磁波と低周波音は性質が異なるので、前者が防げても、後者には無効、ということもあるかも。
まとめ
低周波騒音と電磁波においては、原因と被害が出ている個人の条件(体質、体調、持病の有無、疲労具合、被爆の時間・期間等)で症状の出方が異なる。
そのため、とりあえず「どこでどういう状態でいれば楽か? 症状が出ないか?」を念頭に置き、絶対に譲れない「避けたいもの」をリストにまとめる。
それを基準にして物件を探し、後は予算や家族、友人等の協力も合わせて検討すると良いかも。
5Gのサービスが開始されてしまい、今はもう、一部の人々が6Gの普及を念頭に置いて働いている。
ガラケー用の無線周波数電磁波は某社が近々停波予定で、停波されればその分、ある程度は楽になるかもしれないが、逆にスマホの利用者が増加して苦痛が増える可能性がある。
いずれにせよ、何かに害をなす可能性がある「目に見えない低周波騒音・無線周波数電磁波」は今後減るよりも増える可能性があるので、鬱にならないよう気を付けながら対処していきたいものである。
注意:
本文中に特定の企業・団体名が記述されていますが、あくまでも例として挙げているだけで他意や悪意はありません。
特定の事柄に関与する全企業・団体を探して列挙したり、全て明記したつもりでどこかが抜け落ちる、といったことに対するストレスから逃れるために、特定の名称のみ記述しました。悪しからず。
(2025.1.15改訂)