仕事を続けながら大学院に通うということ。
アラフォー会社員が大学院を目指すお話の第一話です。
会社員が大学院に通うという事
まずこの話を周囲にすると
「え?休職するの?」と返される事が多いのですが
少子高齢化の世の中で、大学側も限りあるパイを奪い合うだけでなく
ターゲットを広げていく必要があります
そこで「生涯学習」や「学び直し」というキーワードと結びつけ
社会人へと門戸を開き、働きながら学べる体制を整備しているわけです
つい先日、岸田首相が育休中の学び直しという発言をして一定数の反発を受けておりましたが
国によるリカレント教育、学び直しの推奨や支援というのも、今にはじまったわけではなく随分と前からあるのです
つまり、大学側の受け入れ体制や国の支援体制といった周辺環境は既に整っていて
あとは本人のやる気さえあればという状況なのです
大学側の受け入れ体制
わたし自身は10年ほど前に社会人向けの大学を卒業しており
そのため、大学院を受験すると決心をする際の
「仕事と両立できるんだろうか」
「家族の理解は得られるかな」
「ちゃんと卒業できるのかしら」
というような心配事は特になく、心理的ハードルは高くありませんでした
授業の受け方
産業能率大学や大学院の社会人向けコースは
仕事と両立しながら通えるように、通学して受ける授業は平日の夜間や週末に集中しています
また、わたしが大学に通った当時にはありませんでしたが
今では、通学だけでなくZOOMを利用したオンライン授業もあるようです
単位取得
そうは言っても学業に専念できる純粋な(?)大学生達と異なり
社会人大学生は講義に参加できる時間というのは圧倒的に不足しています
大学の際の経験となりますが、テキストを読み込みレポートを提出するというタスクが別途あり
講義への出席とレポート提出を合わせる事で単位が認定される仕組みでした
学生自身のモチベーション
学費
ここは大きなポイントでしょう
ひとくくりにしてはいけないとわかっていても、やはり自分のお財布から学費を払っている社会人大学生のモチベーションは
親に学費を払ってもらっている大学生とは違います
自分の財布からお金が出ていないと、休講になったら「ラッキー」と思うのが一般的かと思いますが
こちとらお金を払っているわけですから「教育というサービスに対して支払いをしているのだから補講をしてくれ」となるのです
目的意識
モラトリアム期間である社会人未経験の大学生と
「○○について学びたいのだ」という目的意識を持ってやってくる社会人大学生の差というのもあります
繰り返しますが、ひとくくりにしてはいけないとわかっている上で一般化しておりますのでご容赦ください
国の支援体制
教育訓練給付金
専門実践教育訓練給付金
2018年に教育訓練給付金より拡充された制度です
雇用保険の被保険者である(であった)事を条件に、最大で学費の70%が支給される素晴らしい制度となります。
この給付金を受け取りためにはハローワークへの登録や
ジョブカードの作成、キャリアコンサルタントとの面談を実施する必要があります。
ちょっと面倒だな、と思う事なかれ
金額にして最大で56万円も給付されるのですから、要件を満たしているのであれば貰わない手はありません。
おわりに
今回は概要についてざっと記載しました
専門実践教育訓練給付金についての詳細な記事はこちらになります。
ではでは、今後ともよろしくお願いします
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