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私がキャリアコンサルタントを目指す理由②

訪れた転機

キャリアを半ば諦めていた私に、大きな転機がありました。
それは、2年半に及ぶ治療の末、ようやく妊娠が叶ったことです。
妊娠期を過ごす中で芽生えたのは「この子には経済的に苦労させたくない」という思いです。(きっと子を持つ親の多くが抱く願いですよね)
そこから「自分もきちんと稼ぎ、自立した生活を送りたい」と考えるようになったわけです。

でも、ただお金のためだけに働くのでは十分ではないと感じていました。
親がお金を稼ぐために渋々働く姿を見て、その子どもが将来に希望を持てるでしょうか?
私が仕事を楽しむとともに、活き活きと自分の人生を歩んでいることが、この子の成長発達にとっても良い影響が生まれると考えました。

また、子どもの性別が判明してからは、彼女にとって働く女性のロールモデルでありたいという願いも生まれました。
なぜなら私の母親は専業主婦だったので、育児と仕事の両立のイメージが今全く浮かばないのが正直なところで…
この子が将来家庭を持つかどうかは分からないけれど、身近にそのロールモデルが居るほうがいいだろう、という視点からも、自分のキャリアについて改めて考える機会となったのです。

ライフステージの変化とキャリアの壁

前記事の通り私はライフステージの変化とキャリアの問題に翻弄されていたわけですが、これは私だけではなく多くの方、特に女性にとって抱えやすい普遍的な悩みだと思います。
安直ではありますが、キャリアコンサルタントの資格を取得すれば、自分自身のキャリアの悩みも少し解決できて、同じように悩んでいる人の力にもなれるんじゃないか、と考えるようになったのです。

揺らぐ「心理職」としてのアイデンティティ

私がキャリアコンサルタントの道を選んだ背景に は、上記に加えてすでに持っていた公認心理師の資格も大きく関係しています。
私は中高生の頃から心理カウンセラーの職業に興味があり、心理学系の大学へ進学しました。
しかしながら諸事情により院進学を断念したため、臨床心理士の資格を取得する機会を逃してしまいました。
それでも「心理学に関わる仕事をしたい!」という思いが強かったので心理職採用区分での公務員試験を受験、結果、無事に合格することができました。

当時は、臨床心理士の資格がなくても心理職に就けるという点が私には都合が良かったのですが、やっぱり資格がないまま「心理職」を名乗ることには、どこかしっくりこない部分があり…なんとも言えないモヤモヤした気持ちを抱えていました。

それでも私にとって幸運なことに、働き始めて数年が経過したところで国家資格の公認心理師が誕生しました。
5年間の移行措置があり、実務経験が5年あれば試験を受けられるという特例的な制度(Gルート)のおかげで、私はこの資格を取得することができました。
これでこのモヤモヤが解消するかと思われましたが、公務員退職後の就職活動の中で公認心理師と臨床心理士の両方の資格を持っている人と比べると資格を活かした求人が少ないことが明らかになり、また次の課題に直面することになったのです…。

ダブルライセンスへの道

その課題を解決できそうな方法として思い浮かんだのがまた別の専門資格を取得すること、いわゆる「ダブルライセンス」です。
それによって就職先の選択肢が広がるとともに、自分自身の成長にもつながるのではないか、と思い至ったわけです。
今この状況で大学院進学はできないけど、公認心理師としての知識や経験が生かせる資格、という点でもキャリアコンサルタントはピッタリでした。

長くなりましたが、こういった経緯からキャリアコンサルタントを目指すに至りました。
次回からは妊娠期間(出産前)までにやっていたことについてまとめたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました🍀*゜

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