比べてしまう

俺は昔からすぐ人と比べてしまう。あの子の家は車が2台あるけどおれんちは1台しかない。あいつは電チャ買ってもらったのに俺は普通のママチャリ。あいつはジャズができるけど俺はコピーしかできない。

そうやってずっと無意識に人と自分とを比べて生きてる。

最近友達にある男の話をすると「なんで比べるねん。」と言われた。一度書いたことがあるがその男はすごいやつで、勉強、運動、音楽、ファッション、ITスキルなどあらゆる面において優れている。というか俺より優っている。

もちろん彼に優ってるものもあるのは把握してる。中国語は彼より分かるし、水泳は彼よりうまいし、車の運転も彼よりうまい。

しかし何故か自分が劣っている部分ばかりに目がいって、自分も彼みたいになりたい、彼より上に行きたいと考えてしまう。むしろ比べて、劣っているところを見ることで、自分を成長させる原動力を得ている気までする。

つまり、「なんで比べるねん。」と聞かれれば、「自分を成長させるため」となる。

考えてみれば、小学生の時から勉強や運動などあらゆる分野で順位をつけられ、比較されて育ってきたし、今更人と比べずに生きろと言われても難しい話である。

そりゃあ身近な友達に、自分がやりたいこと興味あることのほぼ全てにおいて先を行くやつがいれば、「あいつはすごい」となるのは当たり前じゃないのか?「自分は自分でいい」と言われても、彼に涼しい顔して上を行かれ、いつまで経っても目指すべき人が彼のままであるというのは結構辛い。

いつか逆に彼が目指してくれるような人間に成長したいと思う。こうやって比べることから原動力に変えていかなければ潰れてしまいそうな気がする。


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