彼との馴れ初めはこちらから↓ 「私、北海道に行ったことない」 「めっちゃいいよ、今度行こう」 お互いが実家暮らしだった私たちカップルは、デートといえば、食べる・飲む・買い物・映画・ドライブの5つしかなく、ほんの数ヶ月で内容がマンネリ化していた。 しかも田舎の市である。行くところがそんなにない。 彼氏ができたことを家族も知っていたため、たまに私の実家に遊びにきて、部屋で過ごすこともデートの一つになっていった。 夕飯を家で食べ、テレビを見ていた時、北海道特集が放送されてい
いつもはいいね欲しさに書いている記事ですが、今回は心の中を整理するために書きました。 でも、「応援してるよ」の意味でいいねを押してくださるのなら、それはそれでめちゃくちゃ喜びます。 ----------☆---------- 妊活を始めて今月で1年。 不妊クリニックに通い始めて今月で半年。 人工授精が始まって今月で2回目。 妊活はよく「出口の見えないトンネル」と例えられる。 不妊の原因が分からない、原因が分かったとしてもいつ妊娠できるか分からない、頑張っても妊娠できない
ランチ後に歯磨きをする時は、給湯室派の人とお手洗い派の人に分かれる。 私はお手洗い派である。 給湯室は、洗面台が一つしかなく、鏡がない。 午前中の激務によって溢れ出た皮脂を抑え、お昼ご飯と共に消えてしまった唇の血色を取り戻すために、メイク直しが欠かせない。 そうなると、鏡があり、洗面台も4台あるお手洗いの方が私には都合がいいのである。 ある日。 いつものようにランチ後に歯磨きをしに行くと誰もいなかった。 いつもは3〜4人がいるような状態なのだが、外に食べに行ったり、休暇
3月にJR東日本のキュンパスを使って、東北を中心とした日帰り旅行を満喫した。 キュンパスとは、平日1日に東日本の新幹線を何回でも自由に乗り降りできるチケットである。 盛岡駅でお昼を食べ、仙台でカフェに寄り、宇都宮で餃子を食べる食い倒れ旅を計画した。 特に岩手県に行ったことがなかった私は、盛岡3大麺を食べたことがないので(焼肉屋さんで食べる盛岡(風)冷麺はカウントしない)、お昼はどれかを食べようと思っていた。 わんこそばは、その有名さから一度挑戦したいとは思ったものの、
オットと付き合っていた時、それはもう激務な部署で働いていた。 定時は午前8時30分から午後5時15分なのに、打ち合わせが午後7時から開始されるという、働き方改革そっちのけの忙しさ。 この夜の会議には、部署内の人間はもちろん、その事業に関わる市民の方たちも参加していたため、みんなが仕事を終えて集まるには、早くてもこの時間だった。 会議が白熱すれば、多めに見積もって1時間半の予定だった会議が2時間を過ぎ、そこからコロナ禍では当たり前だった机や椅子の消毒などがあり、帰宅時間は
フェムケアという言葉をご存知だろうか。 「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」を組み合わせた造語である。 女性の健康や体のケアに焦点を当てた商品やサービスを指し、QOLが上がるようなものもたくさんある。 女性にはどうしても生理が付きまとう。 性格は月に4回変わると言われ、ちょっとやそっとじゃへこたれないキラキラハッピー期もあれば、普段は気にしないような些細なことでしょぼん…と落ちに落ち込むモヤモヤブルー期だってある。 生理中は特に、腹痛、頭痛、体のだる
おでこに指を近づけられるとムズムズする。 目を閉じていてもムズムズは感じるから、指を近づけられていることが分かる。 学生の時、私はこれが敏感で、友達に「目を閉じて」と言われ、指をおでこに近づけられた。 ムズムズして目を閉じたまま顔がぐしゃっと崩れると、「わーすごーい!」とテンション高めに喜ばれた。 何が面白いのかさっぱりである。 ある夜。 ベッドに入っても2人して眠れず、オットは仰向けの状態でスマホを顔の上に持ち、漫画アプリを読んでいた。 ちょっかいをかけたくなって
コロナに感染し、毛布にくるまってベッドに横になっていた2月のこと。 とにかく身体がだるく、ゴロゴロしていた。 「あらァ~、まるちゃん。(私)が花に囲まれてて天使みたい」 先にコロナに感染し、私にうつし、すでに元気になっていたオットが、笑いながら飲み物を持ってきた。 天使だって? 髪はぼさぼさ、パジャマに眼鏡姿、身体がだるく、ボケーっとしているこの私が? 褒められて満更ではないが、メイクをバチバチに決め込んでデートしているときの私はどうなるんだ?神かな? そんなこ
足を踏み入れた瞬間、最初に思ったのは、「新しそうな部屋だな」だった。 畳の匂いがする。 暖かく迎えてくださった神主さんに、私の名前が書かれた札を渡し、指示された通りに座る。 祈祷が始まる。 体感にして開始1分ほどで、両目に涙が溜まってきた。 うわうわうわ、なんだこれ。 別に悲しくもないし、特段嬉しくもない。感情が大きく動いているわけではないのに。 右目のコンタクトが外れそう。どうしよう。 私の母方の親族が集まって、東京ドームで野球観戦をするのは、毎年恒例の家族(親族
「まるちゃん。(私)って、ぶっ飛んだ女が出てくる小説が好きなの?」 オットと付き合っている時に言われた言葉である。 ………ぶっ飛んだ女? そんなの意識したことがなかった。 ぶっ飛んだ女。 常識にとらわれず、破天荒で、好奇心旺盛で、自由気ままで、つかみどころがなくて、どこか憎めないところもある。「普通」や「常識」が少しどころか全く通用しない。そんな女。 始まりは映画デートを計画した時であった。 私は読書好きである。 お気に入りの小説が実写映画化されると聞いて、観たくなっ
妊活をしている。が、なかなか赤ちゃんはやってこない。 生理前にはソワソワし、毎朝測る基礎体温がガクンと下がると、今日にでも生理来るんだな…としょんぼりし、本当に生理が来てガッカリする。 そんな毎月の繰り返し。 妊活をしている以上、生理が来るまでは妊娠している可能性があるので、お酒を控えている。 もともとそんなにアルコールは強くない。カクテル系は好き。ビールは飲めるけど、美味しさが分からない。家で晩酌はしない。 だから、飲まなくたって別に良いのだけれど、飲み会の付き合いはある
「ゴムゴムのぉーっ!」 「次、俺ルフィね!」 「私ナミやる!」 よく遊んでいる保育園のお友達が、急にONE PIECEごっこをやっていた。昨日までずっと犬夜叉ごっこだったのに。 ONE PIECEを観ていなかった私は、テレビで放送される日を聞き、ONE PIECEごっこに参加するべく、次の放送日を楽しみにしていたのである。 しかし、事件は起きた。 放送当日、すっかり忘れていたのである。 慌ててチャンネルをまわし、ONE PIECEを観ようとすると、幼女にとっては衝撃的な映
もし自分が芸能人になって、バラエティ番組に出たら、どんな企画ものに参加したいか。 平日でも朝から大行列の超人気店に、美味しい料理を用意してもらって、スタジオでいとも簡単に食べられる? ディズニーロケで、ミッキーたちと触れ合ったり、大人気のアトラクションに乗って、「楽しかった〜!」って笑顔で感想を言う? 大ファンの芸能人を公言しておいて、その人の魅力を熱く語っていると、司会者が「本日お越しいただいています!どうぞ!!」と言って、サプライズで私に会いに来てくれて「えっ!えっ
昨日は七夕だった。 幼い頃から七夕の日が近づくと、「今年は織姫と彦星は会えるかな?」と勝手に心配していた。 7月6日に雨が降ろうものなら、「天気悪いじゃん!明日、2人会えないんじゃない!?大丈夫かな…?」とこれまた勝手に騒いでいたのである。 大人になって、あまり騒がなくなったものの、やはり7月6日に雨が降れば、明日も雨か…、と少しだけ残念な気持ちになっていた。 今年の7月6日。 ザ・ゲリラ豪雨!というような、典型的な土砂降り。 長くは続かず、いっときの雨ではあったもの
付き合うようになると、女性が嫌でも意識しなければならないことの一つが生理だと思う。 今日セックスできるのか、旅行やお泊まりする時に生理は被らないか、常備薬は持ち歩いているか、ナプキンの準備は万全か… 彼と付き合ってもうすぐ3ヶ月になるが、もちろん生理を迎えているわけで。 元彼たちと比べるわけではないが、彼とは生理について話すことがとても多い。 彼は男兄弟だからか、生理に馴染みがなく育ってきたようで、元カノたちと生理について話すこともあまりなかったらしい。 デリケートで
頭の良さ、外見、財力などは、本人の努力でどうにかなるものであったり、昨年流行語にもなった「親ガチャ」の影響が少なからずある。 では、人間が平等に持っているものってなんだろう。 本人の努力や親ガチャの影響が全くなく、平等に持っているものをうまく使いこなせている人は、人生を最大限楽しめている人だと思うのである。 * * * * * * * * * * タイムマネジメント研修。 職場で受講しなければならず、若干面倒臭いと思いながらも参加した。 講師の自己紹介の後、こんな言葉