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本当にあったラブストーリー

今回は趣向を変えて本当にあったラブストーリーを紹介していきます。私は話を聞く機会が多いため、小説よりも素敵なラブストーリーに出会うことがあります。そんな中でも素敵だなぁと思えたラブストーリーを書いてきます。


相談を受けたのは大学時代の友人。仲が良かったので、卒業後もよく電話をしていました。久々に彼女に新しい出会いがあったと聞いて喜んだ時の話です。

彼のことはいいと思っているし尊敬もしている、でも付き合う対象なのかなと疑問に思っているという相談でした。

私はその時点で好きなんだから付き合えばいいのにと思っていました。ただ、彼女の性格を考えて思っていることは口には出せません。言ったら否定をすると思ったからです。迷っていると相談する人の9割はすでに決まっていて、背中を押して欲しいと思っているのです。彼女には一歩踏み出してみれば?と言いました。

それから二人は友達以上恋人未満の関係を続けていきます。私も彼に会いましたが素敵な人で、付き合えばいいのにと本音を言いそうになったくらいです。素敵な二人を見ているとこっちが恥ずかしくなるくらいでした。

それから二人は別れます。

あんなに仲がよかったのにどうして?と思いましたが、二人にしか分からない理由があったのでしょう。ただ、その時点で私は彼女にその彼と結婚するから大丈夫と言いました。

これは予言でも何でもありません。彼女には彼しか似合わないと思えるほど性格の相性が良かったからです。

数年後、彼女は彼と結婚します。

二人はそれぞれ色々な出会いがあったようです。でも、運命を感じるくらいの出会いはなかったのでしょう。二人の結婚式は盛大で素敵でした。

結婚式後に離れた後に何で結婚すると予言できたの?と彼女に聞かれました。二人に運命を感じたからとキザに言っておきました。本当は彼女の性格を考えると、彼以上に相性が合う人を私が知らなかっただけです。社交的で、誰とでも仲良くなれる彼女です。色々な人からモテたでしょう。

すごく素敵な彼女だからこそ、なかなか運命の人には出会えないと思っていました。それが迷って相談をしてくるくらいですから、その時には結ばれる相手と認識していたのかもしれません。

恋愛って形は1つじゃありません。別れてもいいですし、元サヤに戻ってもいいのです。ちなみに結婚後も幸せに暮らしているそうです。

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