
コロナの状況下でうまく行った企業とそうでない企業、その差は何だったのか?②
前回の記事ではコロナ時代(VUCA時代)で業績を伸ばすポイントは「資本力」ではなく「対応力」だという内容を話させていただきました。
そして、その最後にそのための組織のポイントは
①2ピザルール組織
②オンライン化
の2点を上げさせていただきました。
今回はその続きから話させていただきます。
2ピザルール組織とは?
2ピザルールという言葉をあなたはご存じでしょうか?
これはアマゾンの創業者ジェフ・ベゾスが提唱する考え方です。
2ピザルールを一言で説明すると
「組織が最適に動ける限界の規模は、夕食をLサイズのピザ2枚で済ませられる規模」
という考え方です。
実際、組織が大きくなりすぎると組織全体に目が行き届かなくなります。
そのため、メンバーとのコミュニケーションが不十分になってしまいます。
その結果、組織内の小さな変化に気づけなくなったり、不要な仕事を作ってしまう事になります。
その点、2ピザルール規模の組織(8名程度)では必要最低限の規模であるため、そのような問題は最小限になります。
そのため、2ピザルールの規模の組織が最適な組織の規模だと言えるのです。
しかし、従来の社会では2ピザルールの規模の組織では人員が足りず、やれることが限られるという問題がありました。
その問題を解消したのが「オンライン」です。
近年のオンラインサービスの進歩は目覚ましく、従来では人を雇わなければできなかった業務をITが肩代わりしてくれるようになりました。
そのため、個人で創業するための費用は大幅に下がり、従来では考えられない程低リスクで事業を始めることが可能になりました。
また、少ない人員で多くの業務を効率的に行う事が出来るようになったことも大きなポイントです。
つまり、従来の2ピザルール組織の弱点をオンライン技術の進歩は
①業務の自動化
②業務の自動化
③固定費の削減
の3点から補ってくれたわけです。
このように「2ピザルール組織」と「オンライン化」がVUCA時代、コロナ時代においての重要なポイントとなります。
「風の時代」と言われるご時世ですが、それは決してスピリチュアルなものではなく、現実の社会の流れと言えるのかと思います。
次回は、「2ピザルール組織」と「オンライン化」を組み合わせたコロナ時代(VUCA時代)に対応した具体的な戦略についてお話します。
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