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【書籍レビュー】モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書

読書にハマっている今日この頃。2020年の目標は本を月に3冊読むだったのでですが、あっという間にクリアしそう。(あ、ここに書いてなくてもちゃんと読んでます。)
この本は現代いわゆるモノがありふれた社会で、仕事のモチベーションがどうしても上がらないという学生、若手社員、そんな若手社員を部下に持つ上司。
全社員にオススメです。ニュースピックスの本ってなんでか読みやすいよね。

評価

最初に結論:★★★★☆
自分も含めて今の若い世代ってお金を稼ぐことが働くことのモチベーションでは無いんですよね。昔みたいに、車とか女とかではなくって、
凄い生きがいってなんだろう。なんで俺って働いてるんだろう?何が世の中を変えているんだろうが凄い深刻でそれが動くための根元になっている。
そもそもその仕組みというか背景を理解しましょう。
っていうのと、
じゃあどうやったらそんな若手もモチベーション高く働いてくれるか??って言うことをうたっています。

気になった文

Ikigai(生きがい)とは、「 That which you love(あなたが大好きなこと)」「 That which the world needs(世界が必要としていること)」「 That which you can be paid for(あなたが稼げること)」「 That which you are good at(あなたが得意なこと)」の4つの点が交わるところに生み出されるものです。

確かにこの4つが重なると仕事も最強モードになると思う。
そして下記

あなたにとっての「好き」が見つかると、自然とそれが「ライフワーク」になり、人生のなかの「ライフワーク」のバランスがしだいに増えていきます。

ここに繋がる。

では、人が仕事をしていくうえで、どんなことが大切になっていくのか。どんな仕事なら、ロボットに代替されることなく、持続していけるのでしょうか。シンプルな言い方をするならば、それは「他人から感謝されて、お金をもらえること」です。一見当たり前のようなことですが、これこそがどんな時代が来ても永遠に変わらない仕事のルールです。
人は自分にはできないこと、なし得ないことに対して、いくらでもお金を払うのだ、ということです。そして、自分にはできないことをしてくれる相手に対して、人は「ありがとう」という言葉をかけるのだと。

なんていうか。これ営業マンとして肝に命じておきたい一文ですよね。つまり自分には出来ないオリジナリティかつ必要性があればそこにお金の価値が生まれる。
なんとなくiPhoneが高くても売れる理由。
ホテルの最高級クラス。リッチモンドホテルが1杯1,000円もするコーラが売れている気がします。

人工知能にも代替不可能なもの……それは「嗜好性」です。簡単に言えば、「私は誰になんと言われても、これが好きだ」という偏愛です。人が頭で考えて、答えを出せるようなものは、人工知能のほうがより優れた答えを早く出せるようになります。一方で、人の嗜好性は、非常に非効率なものなのです。

つまり人の嗜好性。デザイン、センスが良いものはいくらでもお金も払えば、
若い人のやりがいにもなるし、これから求められるものになっていくのだと。

日本人は、人と違うことが恥ずかしいことであるように教育されてきたからです。ひとつの目標に向かって会社で一丸となって突き進むのがよしとされてきたために、人と違うことは恥ずかしいことだとされやすい社会だったのです。
「安心社会」とは、要するに「僕たち、みんな〝一緒(似たもの同士)〟だよね?  だから、お互いの立場を脅かさないよね」という確認が済んでいることが前提条件にある社会です。

これが日本の生産性の成長を邪魔する大きな要因。だってようはビジネスなんて青汁王子がなんかの記事で言ってたけどパイの奪い合い?陣取りゲームのようなものなんだからみんな一緒ではなくてオリジナリティを追求すれば良いのだと。
で、そのオリジナリティがどれだけ好まれるか。そのビジネスにマッチしているかだと思うんですよね。

メンバー同士が信頼を大前提として、高速で動いている組織があります。それが Googleです。Googleは、非常にミッション・オリエンテッド(理念重視)な会社です。かつては、技術で世の中の仕組みを変えるということは、ダムを造ったり工場を建てたりと、時間も労力もかかるものでした。
Googleには「グーグリネス」という採用基準があります。これは企業ミッションに基づき、いかに無邪気に世界を変えようとしているか、それを仲間と行うプロセスを楽しめるか、上下関係を意識しない態度をとれるかどうかを問う基準です。

チャレンジしてもみんなついてきてくれる、失敗しても受け止めてくれると思えるから、クリエイティブな試みが生まれるのです。こういった空間のことを「心理的安全性」に満ちていると言う。
Googleはこの心理的安全性が凄い高い。そしてやる気もすごければ生産性も凄い。だから結論Googleは凄い。人生で1度はここで働きたい。


モノ・スキル・時間を、今までよりほんの少し多めにシェアリングしてみましょう。その評判がたまっていくと、あなたも人からシェアリングを受けられるようになっていきます。
今あなたが勤めている企業も、もしかしたら仕事も、すべてロボットにとって代わられるかもしれないからです。

つまり今からどんどん自立して行きましょうっていうこと。そして


「自立とは、依存先を増やすこと」

ここを勘違いしてはいけないと思いました。金銭や物理的な報酬とは関係なく〝自分の好き〟を追求するという姿勢はこれからとても大事であることが分かってきている。

まずは目の前の仕事をひたすらにこなし、集中することを優先。
誰よりも熱意を持って目の前の仕事に時間をかけ、他の人との差によって「この人にはお金を払ってもいい」と会社に思ってもらえるだけの仕事をすることを、まずは頑張りましょう。
好きなことで生きていく前に、まずは自分が食べていける足場をきちんとつくること。
そこからじっくり時間をかけて、「ライフワーク」を磨いていけばいいのです。

つまり3年間とは言わないけども目の前の仕事全てに意味を持って取り組むリマインドをまずは磨いてみましょうということ。
これがまとめなんだけど、副業考えている自分も本当のゴールはここに尽きるんだなーって思うとなんか仕事も楽しくなるよね。

あー仕事したい。
でも仕事始まると任せることにどうもイライラしたりもするんだけど
それは別の話。笑

兎にも角にも若い人だけではなく、若い人を部下にもつマネージャーもぜひ読むべき1冊だと思いました!


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