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2024 J2 第31節 ベガルタ仙台 vs 藤枝MYFC

過去対戦で、リーグ戦では勝ちのない藤枝。ホーム2連戦の1発目を、記念ユニフォームで勝利するとこはできるか。スタメンはこちら。

【仙台】66分松下→工藤、相良→オナイウ、エロン→中山、74分中島→名願、80分松井→鎌田
【藤枝】72分梶川→榎本、千葉→アンデルソン、77分世瀬→河上、大曽根→シマブク、80分中川→鈴木

仙台は前々節のメンバーに戻した形。
藤枝は大方予想通り。世瀬、新井の中盤コンビはJ3からの叩き上げ。

試合の入りこそ悪くなかった仙台だが、矢村に出会い頭の1発を叩き込まれると、試合の主導権を藤枝に握られる。GKも活用したビルドアップを捕まえることができず、藤枝のやりたい事をやられる展開に。30分には、枚数が揃っている中を、藤枝のコンビネーションから梶川に叩き込まれ0-2。それでも、前半の終盤には、真瀬が前進したところなどからセットプレーを得て、敵陣に押し込む時間を作ることに成功。見事なコンビネーションから郷家が叩き込み1-2。その後も、奥山のドライブシュートなどで藤枝ゴールを脅かすが同点とはならず。

後半も、序盤からセットプレーを得てまずは同点を目指すが、55分にロングボール1本を起点に再び矢村に叩き込まれて1-3。メンバー交代で盛り返し、終盤には藤枝キラーの中山がオウンゴールを誘発するも、反撃はここまで。前節に続き、痛い取りこぼしとなってしまった。

いくら、矢村が絶好調とはいえ、2つの失点はあまりにも軽すぎるもので、到底昇格を目指すチームとは思えなかった。序盤に複数失点を重ねて、試合を難しくしてしまう展開は、どこか昨年を彷彿とさせるが、チームが急に強くなることはないので、まだまだ詰めなければいけないところが多いという印象。

次節の甲府、その次の山口は、今節同様緩い戦いをしたら、その隙は必ず突いてくるチーム。序盤に見せた「手堅さ」をもう一度取り戻し、プレーオフ圏内を死守するために、残り7試合をしっかり戦っていきたい。
幸い、ここまでに稼いだ勝ち点は51と他チームに比べたら多い。60前後が最低ラインとなることが想定されるため、目の前の1戦に目を向けつつ、総力戦でまずは3勝を目指したいし、それが甲府、山口、秋田で達成されることを期待したい。

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