2023 J2 第22節 ブラウブリッツ秋田 vs 藤枝MYFC
勝ち星に見放されている秋田が、ホームに迎えるのは順位の近い藤枝。踏みとどまって勝ち点3を得ることはできるか。スタメンはこちら。
序盤に沖野のコーナーキックから青木が決定機を迎えるも決められず。すると、4分に藤枝のファーストチャンスを仕留められる。渡邉がキープしてペナルティエリア内に侵入され、跳ね返しはしたものの、セカンドボールをセンターハースの水野に叩き込まれてしまった。
しかし、直後の11分には藤枝の背後を取り、サイドから高田のクロスを青木が叩き込み同点に。
ようやくエースにゴールが生まれて良い流れとなり、秋田ペースで試合が進む。
藤枝は、秋田対策もあってボール保持に重きを置かず、キーパーも基本ロングキックを蹴っていたので、秋田の土俵で試合を進めることができていた。しかし、34分に一瞬の隙を突かれ、渡邉にDFラインの裏を取られて失点。
後半も開始早々の47分に久保のクロスを横山に合わせられ失点。
その後、メンバー交代で打開を図るもスコアは動かせず、厳しい状況が続く結果となった。
個人的には、1週間以上間が空くことでしっかり休養を取り、秋田らしい強度の高い試合を披露してくれると思っていた。強度の高さは見せてくれたものの、試合の入りや、細かいところで徹底されていない部分があり、藤枝はそこをしっかり突いてきた印象。
ビルドアップに拘らずロングボールを多用したのも、秋田をリスペクトした上だと思うし、細かい部分で準備を怠らなかった藤枝に軍配が上がったのは必然だろう。
また、1失点目と、3失点目はいずれもセンターハーフのポジショニング、ボール奪取力によることが大きい。中央で狩れなければ、逆サイドに振られて、11人のバランスが崩れるのは当然。諸岡がいない、というのはあまり言いたくないが、実際問題としてはかなり彼の力の偉大さを実感することになった。
次は水曜日にアウェイで清水戦。圧倒的な戦力を前に、どのように戦うのか注目したい。