2024 J2 第37節 ロアッソ熊本 vs ベガルタ仙台
プレーオフ進出に向けて勝ち点3以外に道のない仙台が、熊本に乗り込む。過去対戦負けなしと、相性の良さを活かせるか。スタメンはこちら。
熊本は左のウイングが唐山ではなく東山に。
仙台は相良が出場停止明けでスタメンに復帰し、前線は中島とエロンの組み合わせとなった。
序盤から熊本の3CBに、2トップと郷家 or 相良で圧力をかける仙台。その後ろには鎌田と工藤がついていくことで、ハイプレスをしっかりはめることに成功し、開始2分でショートカウンターから中島が1発叩き込むことに成功。ただ、この後はかなり熊本にボールを持たれ、運ばれ始めるが、同点弾はロングボールから。大西のロングボールに、小出と菅田の間を取っていた石川がダイレクトで合わせて同点。その後は仙台ボールの時間もあったが、勝ち越すことはできずに前半を1-1で終える。
後半も入りは良かったが、得点までは奪えない。すると、61分に左サイドからのクロスをまた石川に合わせられ逆転。さらに、選手交代直後の78分に決定的な3点目を奪われて1-3。スコアほど内容は悪くなかっただけに、勿体無い敗戦となってしまった。
他会場の結果が全て分かった上での1戦で、もはや「勝つしかない」状況だったことから、プレッシャーは相当なものだっただろう。ただ、プレーオフ本戦はこんなレベルではないと思うので、今日の1戦は良い予行演習だったと捉えるしかない。
1失点目と3失点目はは比較的安い失点に入る部類だったし、2失点目も相手FWにしっかり寄せる。そもそもクロスを上げさせない、といったシーズンを通してやってきたはずのことが出せなかった。そのような失点をしていては、勝ち点は得られないだろう。
幸い、最終節5位山形ー6位千葉の直接対決がある関係で、仙台はホームで勝てば自力でのプレーオフ進出(6位)を決められる。
きっと満員の今季ホーム最終戦を、しっかり勝ち、プレーオフに向かってほしい。