2023 J2 第37節 栃木SC vs ブラウブリッツ秋田
残留に向けての正念場1試合目は、スタイルが似通うチームとのアウェイゲーム。J3時代以来となる栃木グリーンスタジアムでの一戦のスタメンはこちら。
開始早々、諸岡のミドルシュートがポストを弾き、こぼれ球を飯尾が仕留めようとするが、川田の好セーブに合い、いきなり先制とはならない。その後は、中盤で激しい球際のバトルが繰り広げられ、両チーム決定機はなかったが、17分に栃木が先制する。
サイドを変えられた結果、最後合わせた大島への寄せは甘くなってしまった。こういう失点は致し方ない側面が強いと思うが、点の取れない秋田にとっては致命的なので、なんとか片方のサイドで守備を完結させたい。
試合としては悪くなかったが、栃木も栃木で先制したらそれなりの結果を出すチームということもあり、一筋縄では行かない。
負傷もあったが、60分までに4枚変えを敢行すると、62分に交代で入った吉田のヘディングシュートを機に栃木ゴールに襲いかかる。その後得たCKのこぼれ球を、高田が押し込むが川田のファインセーブに合う。しかし、再びそのこぼれ球を河野が押し込んで同点。71分にはスローインの流れから、ここもこぼれ球を藤山が拾い、諸岡と繋ぎ、最後は諸岡のボレーシュートが決まり逆転。
その後、ホームで負けられない栃木の圧力に屈することなく、残留に向けて大きな勝ち点3を得ることに成功した。
60分以降畳み掛けたシーンでは、ことごとくセカンドボールを拾えたことが逆転に繋がったし、ゴールに向かう迫力もかなりのものだったので、得点数が少ないチームではあるが、逆転勝ちできることも証明できたことはプラス材料。
この勝利で、9月に上位陣から得た自信が実りつつあるので、残りの試合は今季の集大成として、少しでも多くの勝ち点3を積み、来季に向かいたい。