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2023 J2 第37節 栃木SC vs ブラウブリッツ秋田

残留に向けての正念場1試合目は、スタイルが似通うチームとのアウェイゲーム。J3時代以来となる栃木グリーンスタジアムでの一戦のスタメンはこちら。

【栃木】72分宮崎→矢野、81分西谷→植田、神戸→高萩、90分福森→吉田
【秋田】32分水谷→才藤、46分齋藤→青木、55分梶谷→吉田、58分畑→中村

開始早々、諸岡のミドルシュートがポストを弾き、こぼれ球を飯尾が仕留めようとするが、川田の好セーブに合い、いきなり先制とはならない。その後は、中盤で激しい球際のバトルが繰り広げられ、両チーム決定機はなかったが、17分に栃木が先制する。
サイドを変えられた結果、最後合わせた大島への寄せは甘くなってしまった。こういう失点は致し方ない側面が強いと思うが、点の取れない秋田にとっては致命的なので、なんとか片方のサイドで守備を完結させたい。

試合としては悪くなかったが、栃木も栃木で先制したらそれなりの結果を出すチームということもあり、一筋縄では行かない。
負傷もあったが、60分までに4枚変えを敢行すると、62分に交代で入った吉田のヘディングシュートを機に栃木ゴールに襲いかかる。その後得たCKのこぼれ球を、高田が押し込むが川田のファインセーブに合う。しかし、再びそのこぼれ球を河野が押し込んで同点。71分にはスローインの流れから、ここもこぼれ球を藤山が拾い、諸岡と繋ぎ、最後は諸岡のボレーシュートが決まり逆転。

その後、ホームで負けられない栃木の圧力に屈することなく、残留に向けて大きな勝ち点3を得ることに成功した。

60分以降畳み掛けたシーンでは、ことごとくセカンドボールを拾えたことが逆転に繋がったし、ゴールに向かう迫力もかなりのものだったので、得点数が少ないチームではあるが、逆転勝ちできることも証明できたことはプラス材料。

この勝利で、9月に上位陣から得た自信が実りつつあるので、残りの試合は今季の集大成として、少しでも多くの勝ち点3を積み、来季に向かいたい。

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