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2024 J2 第21節 ブラウブリッツ秋田 vs 清水エスパルス

強敵を迎えてのホームゲーム。正念場の6月にホームで勝ち点3を挙げられるか。スタメンはこちら。

【秋田】67分大石→水谷、青木→小松、76分中村→佐藤、半田→梶谷、90+3分藤山→栗本
【清水】46分吉田→高木、中村→乾、55分D・タンキ→白崎、67分矢島→ルーカス・ブラガ、69分C・ジュニオ→松崎

秋田は大石が右サイドでスタメン。2トップの一角には小松ではなく青木を起用。
清水もスタメンを一部変更。住吉が不在のCBは原と高橋が務め、前線に入ることの多いC・ジュニオが右サイドに入った。

序盤からボールを握る清水ペースになるかと思われたが、秋田は鋭い寄せとコンパクトな陣形で対抗。この日右サイドに入った大石が効果的なランニングや突破を見せると、その大石のクロスから先制点が生まれる。以降も、気候やピッチコンディションからか、パッとしない清水を相手に攻め立てる秋田。42分には蜂須賀のクロスから梶谷にこの日2点目が生まれ、2-0で前半を終える。

後半も、50分に大石のCKを青木が流し込み3-0。69分に清水が松崎を投入し、70分に原のシュートで1点返されてからは厳しかったが、追加点を許すことなく上位相手に堂々の完勝。約3ヶ月ぶりのホーム戦勝利は、これ以上ない完璧な試合となった。

コンパクトな陣形と鋭い寄せをベースに、ロングボール1本だけでなく、ボランチを経由した前進などが見られた。1点目のシーンでは、右サイドで優位性を取った大石に対し、複数人が関わる分厚い攻撃。これまであまり見たことのない新しい形だったため、今後への期待感は増すばかり。
こういうシーンが増えてこそ、ロングボールが生きてくるので、今後の試合での再現性に大いに期待したい。

清水の出来が良くなかったことは事実だが、それを差し引いても後世に繋がるベストゲームと言える内容だったので、それを目撃した6,012 人がソユースタジアムに再訪することを願ってやまない。

個人的には、大石のコメントが震えました。

キツい、つらい、気持ち悪い。守備の時間は長くなると思ったので、プレスを掛け続ける。キツいを通り越してつらい。それでも掛け続けないといけないという。自分と戦っていましたね。

Jリーグ公式より

この後は奥羽本戦を経て、横浜FC、山口と、上位陣との試合が待っている。今日の試合をベースに、少しでも多くの勝ち点を積み上げて中断に入りたい。

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