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2023 J2 第33節 ブラウブリッツ秋田 vs ジュビロ磐田

2週連続静岡勢とのホームゲーム。個の力に臆することなく、自動昇格を目指す磐田から勝ち点を奪いたい一戦のスタメンはこちら。

秋田のスタメンは前節から変更なし。
磐田は上原が久しぶりにスタメンに復帰し、鹿沼とコンビを組む。

基本的にやることは変わらない秋田。加えて気温23℃というコンディションもあり、序盤は秋田が磐田陣内に押し込む。ただ、磐田もバトルの部分では1歩も引かず、自分たちがボールを持った時には、繋ぐだけではなく、最前線のジャーメインを走らせたり、当てたりすることで、徐々に磐田が本来の力を発揮。決定機を作るまでにはいかなかったが、ミドルシュートで秋田ゴールに迫った前半だった。

後半も同様の展開が続く中、この試合最初の決定機が磐田に訪れる。55分に畑のトラップミスから一気に左サイドを前進し、最後は金子が合わせるも圍がライン際でセーブ。
ただ、ピンチの後にはチャンスが来るもので、先制したのは秋田だった。60分、水谷のFKに合わせたのは飯尾。合わせ方も難しかったが、水谷のキックに0.5点あげたいぐらい素晴らしいボール。なかなかセットプレーで点を奪えない中生まれた待望の1点は、今後の試合において自信が持てるのではないか。

このまま逃げ切りたい秋田だったが、昇格を争う磐田は勝ち点0で帰るわけにはいかない。後藤、古川、藤川の若手を投入し、圧力を強めると、87分にCKの流れから藤川が左足で仕留めて同点。このゴールも、藤川が冷静に流し込める時間を作った古川に0.5点だろう。さらに、ラストプレーでは後藤に勝ち越しのチャンスを与えてしまうが、耐えて1-1のドロー。前節に続き、上位相手に貫禄のドロー決着となった。

秋田としては、セットプレーで1点取れたならば、FWが2点目を挙げて2-0で終盤を迎えたいが、その力はまだない。むしろ、2位、3位といった相手に対して2点のリードを要求するのはかなり高度なので、この試合はこれで良かったのではないか。

この2試合で得た自信を、今後の千葉、長崎、山形で深め、延期分の26節ホームの首位町田戦を「勝ち点3」にすることで、清水、磐田への恩返しとしたいところ。

ピッチ外で不穏な動きも出ているが、来年もJ2で戦えることを信じて徹底するのみ。

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