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2023 J2 第23節 モンテディオ山形 vs ベガルタ仙台

再び上昇のキッカケとするために、勝ち点3が絶対欲しいダービーマッチのスタメンはこちら。

仙台は鎌田、山田がスタメンに復帰。
山形は田中が前回のダービー以来のスタメン復帰。

試合は5分に小畑のミスから先制点を許す苦しい展開となる。
その後は、ボール保持時に小出が高い位置を取るこれまでの形ではなく、若狭がセンターハーフの位置で鎌田がサイドに抜ける新しい形を披露することで、山形のハイプレスをかわしにかかる。実際、許熔埈が抜け出すシーンを作ったりと試合を優位に進めたかに見えたが、山形のイサカが絞って対応することでこれを封殺。20分以降は小出が高い位置を取る形に戻したが、40分に山形に完全に崩されて失点し、0-2でハーフタイムを迎えることに。

後半は47分にセットプレーから許熔埈が2試合連続ゴールを叩き込んだこんだのも束の間。54分にトランジションの遅さを突かれて藤本にハットトリックを許すと、4分後にまたも藤本にゴールを許し1-4に。
選手交代で打開を図るが、1点も返せずに今季ワーストの内容を更新し、ダービー史上最低の試合を披露することとなった。

小畑のミスにより、5分で1点ビハインドという状況は確かに厳しかったが、それくらい跳ね返せないチームが昇格できるはずがないので、そこまで大きな問題ではないだろう。
一番大きな問題は、未だにチームの骨格が見えない点で、その原因はやはり監督とスタッフの問題ではないだろうか。
贔屓目なしで、メンバー個々の力は仙台の方が圧倒的に上なのに大敗するのは、仕組みが悪いとしか言いようがない。

ハイプレスで5月に勝ち点を積むと、6月はビルドアップ&可変で勝手に失速し、月を追う後に内容の悪い試合が更新されていく状況で、この先何が望めるのだろうか。

伊藤監督をこのまま留任させるのも地獄。解任してヘッドコーチ昇格はもっと地獄なので、現体制に見切りをつけるのであれば、堀コーチ、渋谷コーチも解任してほしいところ。
浦和の松崎加入報道もあるが、チームの枠組みが不十分なので、いくら教え子といえど、起爆剤になる可能性は低い。

身内じゃないと良いサッカーができない監督に、チームを託してしまったことを後悔するしかない、今のベガルタ仙台はそんな状況ですが、新GMの判断はどうなるか。
いっそ、ホームで清水に8失点とかしてくれた方が、これからのベガルタ仙台のためなのかとも思ってしまいます。

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