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2023 J2 第28節 ブラウブリッツ秋田 vs ザスパクサツ群馬
自信を取り戻しつつある秋田がホームに迎えるのは、8位群馬。勝てば、勝ち点差を「2」まで縮められる6ポイントゲームのスタメンはこちら。
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秋田のスタメンは予想通り。群馬は主力の長倉の移籍が決まったため、平松がスタメンとなった。
18時キックオフで、まだまだ暑さの残る中キックオフとなったが、試合は開始から秋田ペース。3枚+中盤の1枚で作る群馬に対して、2トップ+サイドハーフ1枚。後ろで諸岡、藤山が構える形で前からはめていき、ボールを奪ったらサイドの奥のスペースを突くことで、クロスやセットプレーから群馬ゴールに迫る。
一方の群馬も、左サイドバックの中塩を高めに置くことで起点とし、山中、川本との連携で秋田ゴールまで迫る。
日が落ちた後半も同様の展開が続き、両チーム決定的なチャンスも作れたが、ゴールを割ることはできず、スコアレスドローの決着となった。
群馬は、秋田のハイプレスに対して、3人のDFと中盤1枚で作る時間もあったが、後半は3人のDFと3人の中盤を縦に並べる3-3のような陣形を組む時間があり興味深かった。秋田はそれでも、相手の陣形に惑わされることなく、埋めるべきスペースと捕まえなければいけない人の整理ができていたのため、無失点で試合を終えることができた。
齋藤や青木に決定的なシーンがあり、セットプレーの数もそれなりにあったため、ここを決め切ることができなければ、これより上の順位に行くことはできない。現状はそれができていないので、チャンスの数を増やしていくしかないだろう。
次節は最下位大宮とのアウェイゲーム。下位相手からは確実に勝ち点3を積み上げ、翌週のホームゲームに繋げていきたい。