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二足歩行兵器の有用性に関する考察

はい、妄想記事です!!

さて、サムネイル画像↓

をご覧頂きましたでしょうか。こちら、現在横浜に展示されている、動く実物大ガンダムです。まさか膝立ちまでするとは思いませんでした。動きは少ないですが、設定上、「出土した戦争の遺産を復元し、現代のパイロットが起動実験を行う」というもの。グッと説得力があります。

そんなことはどうでもいいんです。

今回は、そんな男のロマン、二足歩行兵器について持論を展開したいんです...(動機が横浜にあることは否定しませんが)

二足歩行兵器、ガンダムに始まり、兵器という面が強いところでメタルギア、更にはハリウッド映画「TRANSFORMERS」シリーズ4作目、ロストエイジでは、KSI社製の人造トランスフォーマーが登場したり、映画で言うのであれば、少し簡素ですが、アイアンマンなんかもその一端を担うでしょう。

さて、二足歩行兵器は実現するのでしょうか。実現するためには、軍事利用における有用性が必要不可欠です。それがないと誰も作りませんから。

有用性の最たるものは、特撮作品「獣電戦隊キョウリュウジャー」の合体ロボやアイアンマンが一目瞭然でしょう。キョウリュウジャーでは、コクピットらしいコクピットはなく、台に乗った登場者の動きをトラッキングします。また、アイアンマンももちろん、装着者の動きがそのままアイアンマンの動きとなります。そう、人間の体と同じ作りをしているので、操作がしやすいのです。
日本の残念兵器の1つに、零戦と呼ばれる戦闘機があります。性能面は非常に高く、まともに操縦できればアメリカも及ばなかったと聞いたことがあります。しかし、操縦難易度が高く、自爆特攻等に頼ることになってしまいました。
操縦しやすいことは、パイロットの育成を容易にし、それだけで十分なアドバンテージになります。最近では、VTuberや、ゲーム「Detroit:become human」等、トラッキング技術の向上が目覚しいです。二足歩行技術さえ完成すれば、キョウリュウジャーのような操縦方法も不可能ではないでしょう。

次に二足歩行のメリットとしてあげたいのは、ゲーム「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」より、メタルギアの原案を作った、アレクサンドル・レオノヴィッチ・グラーニンによるセリフです。
「そもそも戦車に付加すべきなのは、ロケットなどではない!-中略-脚だ!!どこへでも移動できる脚なのだ!!人類が直立歩行したようにな!」
キーワードは「どこへでも移動できる」です。いくら悪路だろうが、高い段差があろうが、二足歩行はそれを可能とします。航空機ならそれらの問題は無視できますが、空の移動は目につきます。悪路を制覇する上で、"脚"というのはあまりに有能な訳です。

さて、ここまで二足歩行兵器を散々褒めたたえてきたわけですが、私の意見は実は「二足歩行兵器は実現しない」です。

二足歩行にはあまりに致命的な弱点があります。それはまさにその脚です。この際、姿勢制御の難しさは置いておくとしましょう。また、アイアンマンも生身が直接的に包まれている以上、攻撃に対する脆弱性が大きいので、議論から一度外します。
さて、再びメタルギアより、「METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY」にて。物語終盤、主人公雷電が、複数の二足歩行兵器メタルギアRAYと戦闘するシーンがあります。そこでの攻略法は、「脚を打って動きを止める」ことです。人間が手で持って打てるRPG-7程度だったので破壊には至りませんでしたが、脚を破壊されれば完全に動けなくなります。特に、関節部はどうしても装甲が薄くなりますから、膝1箇所さえ壊せばいいのです。これは通常の戦車の履帯も同様ですが、戦車は次の欠点を克服します。

2つ目の欠点が、「脚にかかる不可が大きすぎる」という点です。二足歩行はその全体重が細い脚にかかります。特に立ち上がりで負荷がかかったり、可動部であったりする膝がやはりダメージを受けます。これはアニメやゲームを参考にするより、日常生活やスポーツ選手を思い浮かべる方が容易でしょう。戦車の履帯はその点、接地面が広く、大幅に軽減されています。

要するに、二足歩行兵器の欠点は、あまりに弱点が明白かつ、自分でその弱点にダメージを与えてしまうのです。

ついでに言っておくと、腕をつけ、武装をするのも、簡単に無力化されてしまいますね。

それでもなお、"脚"の利点を活かすなら、ZOIDのようなものや、ムカデ型、クモ型が妥当でしょうか。しかし、それらも大幅にコストが上がってしまうため、脚を持った兵器は夢のまた夢かもしれませんね。

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