#21【後編】処方箋の略語☆手書きの処方せんと表記について☆調剤薬局事務向け
▼以下の文章は動画内容を文字おこししたものです。
////////////////////////以下、動画内容/////////////////////////////////////////////
前編からの続きです。
最後に【手書きの処方せんで見られる略語】についていくつかご紹介します。
まずは、処方欄の初めによく見られる"Rp."これはレシピのことで処方を意味します。
続いて"do"こちらはよくdo処方と言ったりするのですが、前回と同じ処方であることを意味します。
僕の場合、院外処方では見たことがないのですが、病院勤務をしていた時にカルテに例えば"do14T"同じ処方で14日分といった感じで記載されていることがありました。
あとは、薬剤の剤形や規格の部分の略語も目にすることがあります。
例えば
処方例A-1)
ムコソルバンL錠45㎎ 45mg 1錠 1日1回朝食後 7日分
➡ムコソルバンL(45)1T
45㎎の規格の部分をカッコ書きにしたり、1錠の錠の部分をT(Tablet)のTで略すことがあります。
同様に
処方例A-2)
ロペミンカプセル1㎎ 1㎎ 2カプセル 1日2回朝夕食後 3日分
➡ロペミン(1) 2C or 2Cap
こちらはカプセルを略した形
あとは
デパケンシロップ ➡ デパケン Sy
オノンドライシロップ ➡ オノンDS
坐薬のことをサポというのですが
○○坐剤 ➡ ○○suppo
軟膏はointment
××軟膏 ➡ ××O
クリームはcream
△△クリーム ➡ △△Cr
あとは用法や日数の略語として
例えば
処方例A-1)
ムコソルバンL錠45㎎ 45mg 1錠 1日1回朝食後 7日分
➡ムコソルバンL(45)1T 分1 朝食後 7TD
分1 というのは 1回に分ける ことを意味しています。
1日2回朝夕食後 ➡ 分2朝夕食後 といった書き方をする場合があります。
TDはドイツ語 TageDosen の略
処方例A-3)
アルサルミン内用液10% 10% 30mL 1日3回毎食後 7日分
➡3×n.d.E 7TD
n.d.E 食後
v.d.E 食前
z.d.E 食間
v.d.S 就寝前
こういった略語もあります。詳細は省略しますがこれらもドイツ語からきている略語になります。
今現在は使われることは少ないかと思いますが、参考までにご紹介しました。
以上が手書き処方せんの略語についてです。
長くなって申し訳ないのですが最後に処方箋の処方欄についての補足させてください。
処方欄の最後に「以下余白」であったり「次項に続く」といった記載があります。
処方箋が2枚以上ある場合には「次項に続く」などの記載がありますし
処方箋が1枚だけですと「以下余白」であったりこんな感じでここで処方が終わりであることが分かるようになっています。
また、処方欄に訂正がある場合は訂正箇所に二本線を引いて押印されています。
これらは処方箋の偽造防止のために行われているルールになりますので細かなことではありますが、頭に入れて頂ければと思います。
それでは今回は以上となります。
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それでは次の動画でまたお会いしましょう!
最後までご視聴いただきありがとうございました。
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