「パワ前、テク後」2024.8.2

ここ最近ジムに行けていない。
筋トレを始めてから約6年。1週間以上筋トレをしなかった時などなかったが、おそらく今日がその初めての日になるだろう。

筋トレは大学受験の現実逃避から始めた。
部活をしている間は高校のトレーニングルームに一切立ち入ることはなかったのに、部活を辞めた途端にほぼ毎日通い詰めるようになった。
その頃から筋トレを始めた仲間がいたことも大きかったと思う。継続するのに仲間がいれば、負けたくないと思って続けられる。

筋トレはしつつも大学に無事入学できた私は、家の近くの24時間ジムに入会した。
一刻も早くマッチョになりたくて、寝る間も惜しんでジムに行き、ジムに行く間も惜しんで食事をし、食事をする間も惜しんで睡眠をとった。
当時はやる気に満ち溢れていた。

少し経つとより重いものを持ち上げられる奴が1番かっこいいだろと、とにかく思い重量でトレーニングをしてみたり。
かと思えば、ベンチプレス100kg持ち上げれても見た目じゃわかんないから意味ねーよ、Tシャツにベンチ100kg挙がりますって書くんか?ということに気がつき、見た目重視のトレーニングに変えてみたり。
迷走していた。
が、自分のやりたいようにジムに行き、やりたいようにトレーニングをしていた。
いつも「こうなりたい」が先にあり、「そのためにこうしよう」という思考をしていた。

就職して、仕事が始まってからも半ば無理やりジムに行っていた。
マッチョの間でよく言われているのが、行くだけ行ってみる。1回だけ挙げてみる。そしたらやるから。最後まで。
その理論でジムに行き続け、ウェイトを上げ続けた。
秋口ぐらいからはほぼほぼ義務感だけで行くようになっていた。
マッチョは仕事できるとか。
マッチョはモテるとか。
そんな巷で囁かれている、副次効果を求めてジムに行っていた。
いつも行きたくて行っていたはずなのに。
デカくなりたくて、トレーニングをしていたのに。

そして、今。
初めて1週間ジムを休んだ。
回復のためとかでもなく。
行きたくないから、行かないという選択。

結局は、疼くかどうかなのだ。
体が疼くのが先。
体内の男性ホルモンが反応するのが先。

パワーが先で、テクニックが後。

自分のやりたいようにやる。
それが一番私には合っている。

もちろん、先に目標があってそのために何か行動をするのが合っている人もいるだろう。
でも、私は逆なのだ。
何かしたい行動があって、やる。それからもっとこうしたいとかの目標が見えてくる。

自分がどのような特性を持って行動しているのか、それを知っておくだけでも今後の人生が少しは生きやすくなるだろう。

書いていたら疼いてきたから、深夜1時だが久しぶりに行ってみよう。
やりたいようにトレーニングしてやる。
では、また。

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