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DIY苦手だけど、車中泊用テーブル付ベッド作っちゃいました! ④テーブル付ベッド製作の工程


Let's Try!

私、実はDIY、そんなに得意ではありませんし、器用でもありません。
でも、なるべく安く済ませたいし、ベッドだけでなくテーブルも一体で取り付けたいという思いでトライすることにしました。


材料の選択

テーブル付ベッドを自作するにあたり、まずは材料を考えます。
①フレーム
・イレクターパイプ

・G-Fun

・木材

木材は加工が簡単で自由度が高いのですが、接続箇所をビス止めすると分解するのが大変です。
G-Funもスマートで出来栄えが良さそうですが、扱っているお店の選択肢が少なくなります。
イレクターパイプは車中泊用のベッドをDIYしている多くの方が利用している材料です。丈夫な割には軽量でジョイントも充実しており、ホームセンターでも多く取り扱われています。
総合的に加工、組み立てがやり易そうで、部品の買い足しが近所のホームセンターでできるイレクターパイプを選択しました。

イレクターパイプと言えば矢崎化工(株)なのですが、類似品があります。
・(株)NTY のNTYパイプ 
・スペーシア(株)のスペーシアパイプ(コーナングループで取り扱っているようです。) 
価格的には矢崎化工(株)のイレクターパイプとジョイントの組み合わせが一番高額になります。特にメタルジョイントの価格が他と比較すると非常に高いです。
ですが、近くのホームセンターで取り扱いがあり、強度の目安が分かり易くWebやDIYハンドブック(ホームセンターに置いてあった)に掲載されていたイレクターパイプを使用することにしました。

イレクターの事が全て分かるDIYハンドブック

ジョイントは価格の安いプラスチックジョイントを利用されている方が多いのですが、強度を高めるためと揺れ防止のためにメタルジョイントを使用することにしました。組立や分解が六角レンチで簡単にできるので便利です。
ただし、本当に一つ一つのジョイントの価格が高いです。(矢崎化工(株)さん何とかしてください!)そのため、NTYの製品を利用している方も多いようです。矢崎化工(株)のハンドブックに「イレクターと他社類似品を組み合わせて製作しないでください」と記載がありますので、安全第一と考え順守しております。

②マット
木材にクッション材を貼り、生地で包み込もうと考えました。
クッション材を入れずにパンチカーペットを貼り、好みのマットを敷いて寝床にする方法もありますが、別途マットを敷かずにシンプルにしたかったので、クッション材を貼り、生地で包むことにしました。

木材は日本農林規格(JAS)が適用されている塗装コンパネを選択しました。
合板は価格の安いものがあるのですが、反っているものも多く、表面も粗いのでやめました。
塗装コンパネの色がついてツルツルの面が外側になるように使用します。そうすることにより、持ち運ぶ際にささくれ等がなくケガをしません。

クッション材はウレタンを使うのが良いようです。
ウレタンも種類がいろいろあるようですが、チップウレタン+ウレタンスポンジの2層構造になっているものを見つけました。
クッション性と衝撃吸収性をマッチさせているので、座り心地が良いと思われます。
少し割高ですが、最初から2層構造になっているので、それぞれ貼らなくて済むので便利です。

生地はしなやかで柔らかく、汚れてもサッと水拭きできるのでフェイクレザー(ビニールレザー)を選択しました。
色は車の内装色に近く、落ち着いた黒にしました。

③テーブル
落ち着いた色の棚板にニスを塗ることにしました。


図面の作成

フレームの図面をイメージで手書きします。
実際に車(納車されたノア80系7人乗り)を使い、必要な寸法取りをし,
おおよその図面を書きました。
ハンドブックに掲載されている強度を目安に図面上のフレームを組み直し、更に、ジョイントの差し込み深さ等を考慮して1本1本のパイプの長さを決めていきます。パイプの長さ算出方法がハンドブックに記載されているのですが、そもそもDIYの苦手な私は悪戦苦闘しました。更に十分な補強バーを入れ、場所によってどのジョイントが適切か考えました。
何度かやり直しや修正を行い、何とか図面が出来上がりました。
後から思うと、図面の検討8割:作業2割で、いかに図面の検討に時間が掛かったかが分かります。


各部品の製作

  • 指定の長さのイレクターパイプを用意し、必要なことろにキャップや脚を付ける

  • 指定の寸法の塗装コンパネにクッション材を貼り付け、フェイクレザーで包みます

  • 指定の寸法のテーブルの板にニスを塗ります


組立

それぞれの部品を組み立てていきます。


調整

実際に使用し、不具合などを調整して完成としました。


こんなのできました

フルフラットのベッド
予定通りテーブル付きました
後方のベッドの一部を下部に移動させると足元楽々

このような工程で製作しましたが、より詳しく紹介していきます。

「⑤フレームの製作」ではフレームの製作方法を詳しく紹介します……


DIY苦手だけど、車中泊用テーブル付ベッド作っちゃいました!
①きっかけ
②車選び
③快適に寝るために
④テーブル付ベッド製作の工程
⑤フレームの製作
⑥ベッド部の製作
⑦テーブルの製作
⑧まとめ


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