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商店街放浪記-九州編#07 天文館グルメ&おぎおんさぁ

-商店街放浪記とは-

2022年4月から、全国各地の商店街を巡るべく旅をしながらさまざまな地域を訪れました。旅中はその都度SNSで発信していたのですが、Noteでも記録として残していきたいと思い、当時を振り返りながら放浪記を記していこうと考えました。

「商店街を巡るために旅をする」
そんな少し不思議な旅の一幕をお楽しみください。

旅する商店街マニアの商店街放浪記

前回のエピソードはこちら


意外と多い鹿児島発祥の名物たち
-天文館グルメ-

商店街の醍醐味といえば、やはり「食べ歩き」
鹿児島県の中心市街地である天文館には、”鹿児島といえば!”なグルメがたくさん集まっていました。

鹿児島の名物スイーツ「しろくま」

鹿児島の名物スイーツである「しろくま」。
しろくまの元祖と言われている”天文館むじゃき”の本店は、天文館G3の中にあります。

鹿児島名物のスイーツといえばかき氷「しろくま」。山盛りのかき氷にフルーツなどをトッピングし、甘い練乳がたっぷりかかっています。

上から見たときに白熊に似ていたことから、「しろくま」と名前が浸透していき、鹿児島県民に愛されてきました。

鹿児島市観光ナビより引用
元祖しろくま「天文館むじゃき」
かなりボリューミーなしろくまをいただきました


食べ歩きにも最適-さつま揚げ-

お酒のおつまみにも最適な「さつま揚げ」は、鹿児島では『つけあげ』と呼ばれているみたいです。

「つけあげ」は、他県で“さつまあげ”、“てんぷら”、“揚げかまぼこ”などと呼ばれる。その歴史は古く、江戸時代に薩摩藩28代当主・島津斉彬が、諸藩に伝わる紀州はんぺんやかまぼこにヒントを得て、高温多湿の鹿児島県の気候に合わせて保存性が高まるよう揚げ物にしたのがはじまりだという説や、琉球料理の揚げかまぼこである“チキアーギ”がなまって「つけあげ」になったという説がある。

農林水産省ホームページより引用
天文館通りにある「揚立屋」
ちょうどいいサイズのさつま揚げをいただきました


鹿児島銘菓といえば!-かるかん-

鹿児島の銘菓といえば!で思い浮かべるのは、やはり「かるかん」。
商店街の中にもかるかんを取り扱っているお店が多くありました。

鹿児島の銘菓となっている「かるかん」は、鹿児島で広く愛されているお菓子です。かるかんという名が歴史上に初めて登場したと言われているのは、1699年江戸時代・中期とされています。薩摩藩島津家に伝わる「御献立留」という献立表があり、かるかんが登場する最古の文献だと言われており、「軽羹」と記されるようです。

かるかんは、島津家の御献立留に、再び記録されたのが1716年。菓子値段帳に記されるようになったのは、1738年(豊後岡藩)、1778年(山形鶴岡)などで、文献に登場するようになってきました。江戸時代までのかるかんは、お殿様などに献上する「献上菓子」であったため、庶民の口に入る機会は少なかったのです。お砂糖が手ごろな価格で手に入るようになった明治時代からは、かるかんが庶民の和菓子となっていったとのこと。

旅色より引用
お店の前にはかるかんの説明がきがありました
かるかんに関する年表


伝統×スイーツの美味しい団子-彦一だんご-

薩摩河内市のソウルフードとしても名高い「しんこ団子」が創作スイーツとして頂けるのが彦一だんごです。

⻑年、⿅児島の地で愛され続けてきた伝統のしんこ団⼦。創業者津曲義彦の想いを受け継ぎ「彦」の⼀⽂字をとって名付けたのが彦⼀だんごでした。素材にこだわり、変わらない製法でじっくりと丁寧な⼿焼きに今もこだわっています。

ちょっぴり焦がした醤油の⾹りがたまらない懐かしいひとくしから、ちょっぴり贅沢な素材にこだわり、創作されたひとくしまで、今の気分に合わせて選びたくなる団⼦たち。ひとくしで笑顔が⽣まれる団⼦をお届けします

スイーツファームサイトより引用
天文館パークアベニューにある「彦一だんご 天文館店」
みかんを使った団子をいただきました


天文館の伝統的なお祭りに遭遇
-おぎおんさぁ-

天文館を訪れた2022年7月24日は、
伝統的な夏祭りである「おぎおんさぁ」の開催日でした。
「おぎおんさぁ」は京都の八坂神社で行われる祇園祭をルーツとしており、天禄元年(970年)から毎年行われていると言われています。

祗園祭を鹿児島では親しみをこめて「おぎおんさぁ」とよんでいます。この「おぎおんさぁ」は悪疫退散、商売繁昌を祈願するお祭りです。

梅雨明けの暑い7月下旬に、鹿児島市の繁華街天文館を中心に、古式ゆかしい御神幸行列が練り歩きます。この「おぎおんさぁ」の特徴は、祗園傘・大鉾の妙技と十二戴女です。

また、「おぎおんさぁ」は、鹿児島の3大祭りと言われた諏訪神社の諏訪祭、稲荷神社の流鏑馬、八坂神社の祗園祭の中で、唯一残っている貴重なお祭りです。

おぎおんさぁWebサイトより引用
再びバナオに遭遇(バナオについてはこちらから
バナオと一緒におぎおんさぁを鑑賞

天文館の街並み


次回は、天文館を離れて砂風呂の街「指宿市」からスタートです!


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