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商店街放浪記-九州編#19 長崎市の商店街巡りPart.1

-商店街放浪記とは-

2022年4月から、全国各地の商店街を巡るべく旅をしながらさまざまな地域を訪れました。旅中はその都度SNSで発信していたのですが、Noteでも記録として残していきたいと思い、当時を振り返りながら放浪記を記していこうと考えました。

「商店街を巡るために旅をする」
そんな少し不思議な旅の一幕をお楽しみください。

旅する商店街マニアの商店街放浪記

前回のエピソードはこちら


いざ、長崎市へ

佐世保市を出発し、電車を使って長崎市へ向かいます。
佐世保駅から長崎駅へはおよそ2時間。意外と遠かったです。

当時はまだ開業していなかった西九州新幹線長崎駅
長崎は日本一かまぼこ屋さんが多い街らしい

長崎駅の玄関口
-駅前商店街-

長崎市で最初に訪れたのは、長崎駅の目の前にある「駅前商店街」です!

JR長崎駅から正面に広がっている商店街です。
飲食店が多く、夜には仕事帰りのサラリーマンや学生で賑わっています。
交通の便も良く、目の前にはJR・路面電車・路線バスの駅が連なっています。 長崎駅前商店街は、その名のとおり長崎駅の真正面にある商店街です。
電車道から直角に数10mで商店街の十字路があり、さらに数10mで、NHK長崎放送局下から中町教会につながる広い道路があります。

にんじんエリアより引用

路面電車で長崎県美術館へ

長崎市内の商店街を巡る前に、長崎県美術館を訪れました。
知り合いの方に紹介していただいた展示「祈りの花瓶展2022」が長崎県美術館で行われており、その展示を観に行くためです。
長崎駅からは少し距離があるので、路面電車も使いながら美術館へ向かいます。

最寄り駅で下車し美術館へ
街の中の案内パネルがガラス製でお洒落です
祈りの花瓶展2022の展示

「祈りの花瓶」は、原爆の熱風で変形した瓶を3Dスキャンし、 それを長崎の波佐見焼で精密に再現したものです。 Vase to Pray Projectは、かつて長崎に投下された原爆について ひとりでも多くの人に知ってもらうとともに、世界の平和を祈るアートプロジェクトです。展示では、直接「祈りの花瓶」を手にとって触れていただくことができます。

value press より引用

長崎の原爆については、学校の授業の中で学んだことがありましたが一つのアート作品として触れるのは今回が初めて出した。戦争について様々な視点からアプローチし平和について常に考えることが大切なのだと感じることが出来ました。

展示を見た後は美術館のカフェで休憩
ガラス窓に囲まれた空間で、長崎の風景や運河を眺めることができます
美術館のあとは、街を散策しながら目的の商店街を目指します

長崎最古の”四百年商店街”
-中通り商店街-

次に訪れた場所は、長崎最古の商店街である「中通り商店街」です。

17世紀初期は風頭山山麓に寺院群が建立され(現在の寺町)、中通り近くにあった諏訪社は1625年(寛永2年)には、森崎・住吉と合祀して松ノ森に再興されました。

商業では、職人町の拡がりや出島で行われた海外貿易の隆盛を背景に、後に『シュガーロード』と呼ばれる長崎街道の起点《大手橋》へと続く物流の道が中島川沿いに生まれます。
遷宮した諏訪神社への参拝や、長崎街道への物流ルートとして、また、長崎に夢を求め集まった若者たちの遊学の場として、寺町・中通り・中島川界隈は“賑わいが連なる通り”へと発展しました。
これが長崎最古の商店街『中通り』の起源です。

2025年に発祥400周年を迎えるアルコア中通りでは、もっと皆様に愛される商店街を目指し、さまざまな取り組みを行っていきます。

中通り商店街Webサイトより引用
ニューヨーク堂でカステラアイスを購入


次回は、長崎市の商店街巡りPart.2です!

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