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商店街放浪記-九州編#23 黒崎の商店街巡り

-商店街放浪記とは-

2022年4月から、全国各地の商店街を巡るべく旅をしながらさまざまな地域を訪れました。旅中はその都度SNSで発信していたのですが、Noteでも記録として残していきたいと思い、当時を振り返りながら放浪記を記していこうと考えました。

「商店街を巡るために旅をする」
そんな少し不思議な旅の一幕をお楽しみください。

旅する商店街マニアの商店街放浪記

前回のエピソードはこちら


九州一周の旅も残すところ1日

2022年8月1日
九州一周の旅もいよいよ最後の1日。
この日は西鉄の福岡天神駅からスタートし、
北九州の魚町と門司港を目指します。

明朝の西鉄福岡天神駅
この日も青春18切符を使って移動していきます

黒崎駅で途中下車

魚町のある小倉駅を目指す道中、
車窓から見えた商店街が気になって黒崎駅で途中下車しました。
降りてみたい駅で気の向くままに下車できるのが青春18切符の魅力です。

黒崎駅前の様子

黒崎駅の玄関口
-カムズ名店街-

黒崎駅で下車し、最初に訪れた商店街は駅の目の前にある「カムズ名店街」です。

福岡県北九州市八幡西区の黒崎駅前に位置する「カムズ名店街」。初めて黒崎を訪れた際には、駅前から放射状に伸びる道路や、多くの商店が集まるこの街並みに心惹かれた方も多いのではないでしょうか。かつては、西鉄電車が黒崎-折尾間で営業していた時代の話ですが、黒崎は小倉にも負けない賑やかな街として存在感を放っていました。
しかしながら、時が経つにつれて街の活気は少しずつ失われてきているという意見が多く寄せられています。かつて黒崎駅前のメインストリートとして賑わいを見せたこの商店街も、今では人通りが減少し、井筒屋の閉店も重なり閑散としてきました。それでも完全にシャッター通りになったわけではなく、多くのお店が元気に営業を続けています。活気を取り戻そうとするエリアや路地裏の飲み屋街も存在し、頑張っている経営者たちがいることを忘れてはなりません。

日本全国アーケード街の魅力発掘サイトより引用

スナックビルが立ち並ぶ飲食店街
-サンロード栄町-

続いて訪れたのは、
カムズ名店街とも隣接している「サンロード栄町」です。

長崎街道のアーケード商店街
-熊手銀天街-

このエリアは江戸時代に黒崎城下町が整備され、
長崎街道の宿場町(黒崎宿)として栄ていました。
そんな長崎街道上にある商店街が「熊手銀天街」です。

福岡県北九州市八幡西区黒崎地区にある熊手銀天街。
江戸時代に黒崎城下町が整備された頃から長崎街道の宿場町(黒崎宿)として栄え九州唯一の脇街道・長崎街道の上にアーケードを架けた由緒正しい商店街です。
道路の神様を祀る興玉神(おきたまのかみ)、宿場の出入り口「溝口」跡や、旧長崎街道の一部である曲里(まがり)の松並木も徒歩圏内です。
400年以上続く北九州三大祇園祭りのひとつ伝統ある「黒崎祇園山笠」にも熊手からも山笠が参加してます。
主に食品・日用品を扱った店舗が多く、生活密着型の商店街として親しまれてきました。
近年は老舗から新店まで様々なお店が集まり、さらに面白いエリアになっています。
昔ながらの名店と新しい名店、人のぬくもりが心地よい熊手銀天街。
改めて散策してみませんか。

熊手銀天街Webサイトより引用

リノベーションで大注目
-寿通り商店街-

黒崎には、まちづくりの事例で注目されている商店街があります。
それが、「寿通り商店街」です。
寿通り商店街は、空き店舗のリノベーションによる出店誘致や商店街内にシェアハウスをつくるプロジェクトを行なっており、商店街活性化の事例として注目されています。

寿通り商店街は、黒崎で一番小さな通りです。その昔は放射線状の商店街同士をつなぐ近道として親しまれていました。両脇には学生服の店や古本屋、お茶屋、化粧品やなどがぎっしりと並んだ通りでした。ここ10年来は空き店舗が目立つようになり、13店舗中8店舗がシャッターを閉じた状況となりました。

株式会社三角社Webサイトより引用

意外と商店街が多かった黒崎駅周辺

元々は立ち寄る予定がなかった黒崎駅でしたが、
駅周辺には意外と商店街が多く楽しく巡ることができました。
ただ、朝方だったこともありどのお店もまだオープンしていなかったので、
次回黒崎駅を訪れる際にはちゃんとお店も巡れるようにしたいと思います。



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