見出し画像

ひとり

市童です。

2つのライブに行きました。
どちらも70を迎えている男一人のライブです。

古舘伊知郎トーキングブルース
since1977
イッセー尾形の右往沙翁劇場

古舘伊知郎トーキングブルースは自分でチケット取って、ほぼ毎年観に行ってます。
イッセー尾形さんの一人芝居はお客様に連れて行ってもらいました。今年、初参戦です。

トーキングブルースはEX THEATER ROPPONGI
2時間半弱、70歳を迎える古舘伊知郎さんがノンストップで喋ります。

右往沙翁劇場は有楽町朝日ホール
生活を切り取った一人芝居の短編集。衣装替えから、化粧、水を呑むところまで、全て舞台上。ずーっと舞台にいる、72歳。

このエネルギーはどこから来るのだろうか。
死というものが近づいて来たとき、表現者としてどう振る舞うのか。

果てしない道のゴールに近い、それぞれのライブ。
落語の世界はよく観て来ましたけど、別の世界を観るのはとても刺激になります。


トーキングブルースは、ホール全体の空気感がちょっと…。スタッフ、お客様の感じとか。前回サザンシアターで見たときは思わなかったんだけど、輩感というか、六本木という場所柄か、スタッフの交友関係なのか…。
なんで一般客は階段で二階まで上げてから、ホールがある地下に入れるのだろうか。招待や関係者は直接入れるのに……
私の隣が一列カバっと空いていたので、多分関係者席なんだろう。開演時の暗転でガサゴソ入ってきたかと思うと、酒呑んで態度は悪いし、公演中、古舘さんにスポットが当たって、ぐっと集中したいときにスマホ鳴らすし、しょっちゅう画面は見るし、ガッカリだったな。
そのまた隣のおじさんは、常に飴を舐めるおじさんで、飴を一つ舐め終わると、定期的にビニールガサガサ音たてて、飴取り出す奴だったし。
そのまた隣のおじさんはと来たら、神田の生まれでチャキチャキ江戸っ子♪と来てほしいよ……。まあ、それでも素晴らしかったので、いいのだけど。

右往沙翁劇場は、ご年配のお客様が多かった。多いというか、しかいなかったな。30代はおろか40代もいなかったのではないかと思われるぐらい。ご年配の方の共感を生むような内容が多かったので、若干の取り残され感はあったけど、それでも、公演全体に漂う人間臭さは楽しかった。

みんなイッセー尾形という人間を観に来ているんだよな。この人が何をやるかなんだよ…一度観に行っただけじゃ分かりきれない。魅力って難しい。

ロビーには公演写真
3日間の公演完売だそう


死ぬまで突っ走るぜ、俺を観てくれ!という

まあまあでいいでしょ、こんなもんだよ、見たけりゃどうぞという

また来よう。

六本木 クリスマスマーケット
けやき坂イルミネーション
キラキラ
キラキラを撮る男一人

いいなと思ったら応援しよう!