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【要約】TOEIC300点から同時通訳者になった僕の英語学習法【中村 光秀 著/横山カズ 監修】

はじめに

はじめまして。うるしと申します。平日はwebエンジニアとして働きながら余暇を使って散文を書いております。

今回は中村 光秀 著/横山カズ 監修『TOEIC300点から同時通訳者になった僕の英語学習法』を紹介いたします。


読むきっかけ

エンジニアとしてのキャリアを考えるうえで「技術力の向上」のみでは限界を感じました。そのため技術力の他にスキルを複数身に付けることでほかのエンジニアと差別化を図りました。
まず初めに、学習に時間のかかる語学系を勉強しようと思い、エンジニアが学ぶべき言語は英語と中国語であると考えたので、それならば義務教育で学んだことのある英語を学習しようと考えました。その学習のために買った本の一つが今回の本です。 

本書は英語学習法の他に著者の生い立ちやQ&Aなどが書かれておりますが、本記事では英語学習法にフォーカスしてまとめていこうと思います。

対象読者

  • これから英語を学ばれる方

  • 英語学習をしているが挫折しそうな方・挫折している方

  • 他のスキルを手に入れて仕事の幅を広げたいと考えている方


著者略歴

中村 光秀 / Mitsuhide Nakamura

同時通訳者。1988年千葉県生まれ。神田外語学院卒。獨協大学外国語学部英語学科卒(神田外語学院から編入で同大学へ進学)。
TOEIC300点台から、6年未満で独学で同時通訳者としてデビュー。新卒で入社した大手工作機器メーカーでは営業職として従事するも、通訳者になりたいという夢が捨てきれず、2016年1月に退職。その後、フリーターをしながら毎日18時間の勉強をこなし。同年、通訳エージェントの通訳トライアルに合格し所属。国際会議での同時通訳やオリンピック公式通訳者(アジア・オリンピック評議会(OCA)事務方トップ、日本代表監督・選手メディア対応インタビュー通訳)などを経て、東証一部上場企業2社にて、インハウス通訳/翻訳者として従事。プロジェクト会議から経営戦略会議、決算説明会、投資関連会議など幅広い分野での会議を経験。


横山 カズ

同時通訳者(JAL/日本空港他)。翻訳家。関西外国語大学外国語学部スペイン語学科卒。
20代半ばから日本国内で英語を独学。外国人向けのナイトクラブのバウンサー(用心棒)の職を経た後に企業内通訳者として訳者キャリアをスタートし、多数の大手企業で通訳を担当する。以来、同時通訳者として、米国メリーランド州環境庁、IATA(国際空港運送協会)、AAPA(アジア太平洋空港協会)、元アメリカ陸軍工兵隊最高幹部ジェームズ・F・ジョンソン博士及び元アメリカ開墾局研究者デビッド・L・ウェグナー氏の通訳担当、生物多様性条約第10回取締国会議(COP10)関連シンポジウム等における通訳を歴任し現代に至る。
英語講師:楽天株式会社、日経ビジネススクール、学びエイド他多数。三重・海星中/高等学校・英語科特別顧問。武蔵野学院大学・国際コミュニケーション学部元実務家教員。パワー音読(POD)開発者。『英語"瞬発"スピーキング』(IBC)、『英語に好かれるとっておきの方法~4技能を身に付ける~』、『世界に通じるマナーとコミュニケーション―つながる心、英語は翼』(岩波ジュニア新書)、『スピーキングのため音読総演習』(桐原書店)、NHKラジオ英会話テキスト連載、英字新聞 The Japan Times Alpha 紙連載など、執筆多数。英検1級。ICEE総合優勝2回。英語発音検定EPT100(満点:指導者レベル)。


本書の要約

  • 語学は「量がものをいう世界」

  • 英語学習は「シンプルかつ地味の徹底」

  • 英語学習のコンセプトは「スピーキングファースト」


内容解説

語学は「量がものをいう世界」とのことです。

  • 1週間で英語が話せるようになる

  • 聞き流すだけでスピーキング力アップ

といった教材を手に取り、使ったことがあるのですがこれは大間違いとのことです。

著者は20人以上の上級者に勉強法について聞き込みをしたところ、彼らの英語学習はまさに「シンプルかつ地味の徹底」とのことです。

ハインリヒ・シュリーマンというドイツ出身の考古学者が18か国語を操る偉人がいます。そんなシュリーマンが言語習得で大事だと強調されていた事項は以下の5つです。

1. 非常に多く音読すること
2. 毎日1時間を勉強にあてること
3. 常に興味のある対象について作文を書くこと
4. 3.で作成した作文を教師の指導によって訂正すること
5. 前日直されたものを暗記して、次の時間に暗唱すること

これらは著者が話している「量がものをいう世界」と「シンプルかつ地味の徹底」と合致します。

実際、著者が行っていた学習は以下の通りです。

・音読
・文法を極める
・基本語彙の習得
・独り言英会話で話す練習を毎日行う
・通訳練習

やはりこちらも「量がものをいう世界」と「シンプルかつ地味の徹底」と合致します。特効薬などはなく、昔から言われていることが正しいのだろうということが分かりました。

そんな中で特に意外だったのはSpeakingについてです。著者は「4技能は1技能に集約される」と考えており、「スピーキング力向上を軸に他技能も伸ばしていく」ことを常に念頭に置き勉強していました。彼はこれを「スピーキングファースト」と呼んでいます。

すべての技能を「これはスピーキングならどのように話せばよいか」と考えることで一つの技能に集中できる、またすべての技能を体系的に理解することができるようになるのです。


感想

この本の主軸となる部分を大胆にまとめると「多くの英文を理解し、音読する」となりそうです。これは抽象化すると「学習においてアウトプットが大切」という主張に置き換えることができそうです。一時期売れた本である『アウトプット大全』(樺沢 紫苑 著)(サンクチュアリ出版)の主張とも近しいものがあります。

ぼく自身が何かを学習するうえでアウトプットすることが大切であることは経験則として知っています。これから英語を武器にできるエンジニアとなるために日々学習し抵抗と思います。また、他に学びたいことができた時にも「アウトプット命」で学習していこうと思いました。


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