iPhoneで物撮りをしよう
本noteで紹介している作品、実は全てiPhoneで撮ってます。という話をするとなかなか驚かれるのですが、3つのポイントをおさえるだけで簡単に、自宅で撮れます。
「NTラシャ」を背景紙に
自然光で
望遠カメラで撮る
ではポイントを一つずつ見ていきましょう。
Point 1. 「NTラシャ」を背景紙に
「NTラシャ」100kgの全紙を購入しましょう。
クセのないテクスチャ
反射が柔らかい
120の豊富な色数
ということで、背景紙としては定番の用紙です。在庫数が多い竹尾さんで購入するのがオススメ。実店舗で購入される場合は神保町にある本店へ。他店舗だと全紙サイズが手に入らないのでご注意を。
Point 2. 自然光で
部屋の照明を全て消し、自然光を入れましょう。そうすることで、被写体の影が綺麗に落ちるようになります。
Point 3. 望遠カメラで撮る
あとはiPhoneの望遠カメラで撮るだけ。「NTラシャ」を床に敷き、被写体を置きます。
サンプルとして、ポストカードサイズのグラフィック作品を置き、真上から撮影してみます。
悪くないのですが、自然光を活かした立体感が欲しいですね。ということで、被写体の影を落とすために、一工夫を。
MacBook Proの充電器がパッと目についたので、これを被写体の下に潜り込ませます。何でもいいです。
立体感が出て、見ごたえのある写真になりました。
実際の撮影はこんな感じ。
被写体をタイル状に並べてみたり、背景紙の色を変えてみたり。撮り方は様々。
ワイドじゃダメなの?
ワイドで撮影すると、被写体とカメラの距離が近くなるので、手の影が入ってしまいます。レンズの歪みも、デメリットの一つ。やはり望遠カメラでの撮影の方が、物撮りに適しています。そして、望遠カメラはProなどの上位モデルにしか搭載されていません。ここまで読んでくださったのに、通常モデルしか持っていないよ、という方。ごめんなさい。本記事に掲載の写真は全てiPhone13 Proで撮影しています。
色々なものを撮ってみる
ここまで紹介した方法を応用して、色々なものを撮ってみましょう。
お花を生けるのが趣味の方は、ぜひトライしてみてください。綺麗な写真が撮れるようになると、楽しみの幅が広がると思います。
撮影風景。壁でもひっくり返したテーブルでも何でもいいので、「NTラシャ」を垂らすようにセットします。
食べ物を撮ってみたり。
男の趣味っぽい写真を撮ってみたり。
いかがでしたでしょうか。ブログ記事やポートフォリオのワンランクアップだけでなく、オンラインショップ運営などに活用するのも良いかもしれません。大掛かりな機材や場所を必要としないので、気軽にトライできるはずです。iPhoneで物撮り、ぜひ機会があればやってみてください。