9/12

虚しく月日だけが過ぎ去る。

今日は昨日よりマシな一日だった。

俺の病気の話になってみんながめいめい解決策を親身になって考えてくれて嬉しかった。
朝4時くらいに起きて誰もいない街を散歩すればいい、誰もいない街は最高だよと言われた。6時くらいに会社に来て昼過ぎに帰ればいいと言われて、その生活いいなと思って少しわくわくしたが、話していくうちに会社としては現実的ではなく単に冗談で言っているだけだということが分かった。冗談かよ！と思った。

日光を浴びるとか、栄養バランスを考えて食事するとか、筋トレするとか、良くなる方法は色々あるし、調べればいくらでも出てくる。そんなことは俺だって知ってる。良くなりたいと思えれば苦労しないんだ。鬱で落ち込んでいる状態が一番惨めで自分にお似合いだと感じる。元気で活発な自分が迷惑で気色悪い存在に思えるし、罰を受けているのだから最後まで苦しまなければならないと思う。死ぬことだけが絶対に正しいと思う。
良くなりたいという気にさえなれば特段意識しなくても勝手に良くなるという気がする。良くなりたいと思えない。元気になる理由がない。
自分じゃもう何も決められない。どこに進めばいいか分からない。こうすればいいよ、と誰か細かく指示を出してほしい。全部その通りにするから。宗教にでも入ればいいのか？

正直言って週5で8時間働くのが体力的に厳しい。毎日あり得ないくらいへとへとになっている。へとへとになると頭がおかしくなって今すぐ死にたくなる。
でもここで無理だったらどうやって生きていけばいいのだろう。中卒だし、実家もないし、後がない。少数精鋭の会社なので休職も難しい。転職するとしてもここより過酷な職場なんてごまんとあるだろう。そもそも対人関係に不安があるのでどこにも行きたくない。数年かけてやっと馴染んだのだ。この職場を手放したくない。
でもしばらく何も考えず休みたい。健康だった時に保険に入っておけばよかったと思った。
障害年金か生活保護の未来しか見えない。自殺するしかない。未来の話はやめよう！！！

昨日は脳がぐちゃっとなっていたので悩んだけれど算数を休んだ。趣味で心をすり減らすのは愚かなことだ。体調が悪いんですとメールすると、うつ病30年選手の淵沢さんが、うつが原因でお休みする場合は月謝を割引しましょうと提案してくれた。
大事にしてくれてるんだな、と思って嬉しかった。
来週病気について色々話を聞いてみたいと思った。一人で考えてもいつも同じ結論にしかならないから。

普通に人と関わって、普通に周りの人に感謝して、普通に働いて、普通にやりたいことやりたい。読みたい本がいっぱいあるし、温泉に入ると気持ちいいし、友達と話すと楽しいよ。

好きな人からLINEがきて嬉しかった。

自分という存在が枝に生えた一枚の葉っぱだとして、木自体が病んでいるのだから末端に栄養が行き渡らないのは当然だという気がする。どうせ自分でコントロールできることなんて多くはないのだから、力を抜いて流されていくしかない。行き着く先がどんな場所かわからない、多少マシだと思えるかもしれないし、ここよりもっと酷いかもしれない、でもどうしようもない。慣れるしかない。自分自身すらコントロールできないのだから、何を考えても無駄だ。目を閉じるしかない。
俺と同じように自分のことばっかりしか考えられなくて、誰とも上手くいかなくて、自分自身に苛立っている人がいるとして、あなたは何も悪くない。ただ生まれた場所が不健康だったというだけだ。健康なエネルギーが流れさえすれば、普通に周囲の人と助け合って楽しく暮らしていけるはずだ。人間は社会性動物なんだから。栄養が行き渡るといいですね。