9/17

起きた。まだ身体がある。

散歩するみたいに文章が書けたらいいと思う。

抗うつ剤が倍になった。あんまり効いている感じがしない。今日はそれほど落ち込んだ気持ちにならなかったので効いているのかもしれない。疲労感が酷い。とにかく全部がめんどくさい。寝てる時が一番楽しい。別に全部どうでもいい。

結局気分だろ。人は気分に支配されていると思う。たとえば合理的に物事を考える時でも「合理的に物事を考えよう」という気分に支配されている。ちゃんとしている時はちゃんとしようという気分がある。意欲が一切なくなった今、そのことがよくわかる。鬱に入るとものすごい勢いで論理が破綻していく。何を考えても「自分には価値がないので死ぬべきだ」という思考になる。誰も価値の話なんかしてないのに、自分には価値がないということの証拠となるような過去のエピソードが次々浮かび上がってくる。論点のすり替えが起きていることに頭では気づいているが、ちゃんと考えようという意欲がないのでそのままズルズルとネガティブな気分に沈み込んでいく。ネガティブな気分の時はネガティブな歌を聴きながら煙草を吸うとちょうどいい。煙草を吸うために生きているようなところがある。でもだんだん疲れたとか飽きたとかもういいよという気分になってくる。そうしたらもうベッドに横たわって目を瞑って何も考えない。ただただ鉛のような重さだけがある。そんな感じでここ最近は感情がない。何も面白くない。灰色の世界という感じがする。それすらどうでもいいし疲れた。

今こうして文章を書いているのも横たわって死んでいるよりはマシだからというだけに過ぎない。でも本当に酷い時は全然動けないし何も考えられないので、やっぱり意欲があると思う。文章を書こうという意欲。自分の内面を文字に起こしてみんなに知ってもらおうという意欲。決して旺盛な意欲とは言えないし、こんなことをして何になるのかという気もするが、僅かでも意欲があるならそこに身を任せたらいいと思う。それがどうということは何もないが、どうということもなければ別に好きなようにさせておけばいい。リズミカルにキーボードを打つ指の動きが僅かに気持ちがいいという気がする。やっぱり薬のおかげでちょっと調子がいいのかもしれない。

波風立てたくないのでいつもと同じことをする。惰性でやる。食材が切れたらスーパーに買いに行くし、お腹が空いたら適当な料理を作っておジャ魔女どれみを見ながら食べるし、食べ終わったら食器を洗って歯を磨いて、お風呂に入る。そんな感じでやることが連鎖的に無限にある。めんどくさいけど、これさえやってれば人生終わるんだからこれでいいのだとも思う。働く働く。今日も一日中働いてすごかった。ゾンビみたいになってた。よく働いたりとかできるよなと思う。もうこれ以上何一つやりたくないし今すぐ終わらせたいという気持ちもある。

今日は昨日より涼しかった。チャリを漕ぎながら「日光きもちい〜ほげ〜」と思った。

やっぱり元気な時よりちょっとローな時の方が落ち着くなという気がする。まったりする。でもローになり過ぎたくない。ローになり過ぎると本当に苦しい。

寂しいし悲しいけどやっぱり一人で過ごす時間も結構好きだなと思う。



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