10/10

全然落ち込まなくなった。薬が効いているんでしょうか。

落ち込みはないけど疲れが酷い。薬が効いてくる時間になると熱が出た時みたいにだるくなって、ちょっと集中して作業したらすぐもう寝転びたくなる。寝転んでばかりはいられないのでとりあえず煙草をいっぱい吸っている。煙草を吸いすぎると気持ち悪くなる。生活に体が追いつかない。こんなんでよく労働とかできるな、といつも思っている。ヘロヘロになって何も分からない。ずっと崖っぷちで何とかしがみついているような感じだ。

このまま俺はどうなるんだろう、病気が進行して、働けない何もできない精神障害の孤独中年男性になるのだろうか、などと考え始めたら確実に病むので考えてはいけない。死ぬまでの辛抱だ。

生きるってのは疲れることばっかりだなあ。

「鳥さんは人間が好きだよね」と言われた。俺は人間が好きなんだろうか。嫌いだよ、人間なんて、と言いたい気持ちがある。人間なんて二度と誰も信じたくないと言いたい。そうやって自分の心を守りたい。でもやっぱり、俺のことを気にかけてくれる優しい人たちのことは好き。今まで関わってくれた人たちも全員好き。傷つけたり、傷つけられたり、悲しい結末になってしまったことも多いけど、そんなの関係なく好きな人はずっと好き。好きな人を好きじゃなくなることが怖いから好きと言い張ってるだけなんじゃないかという気もする。好きって何だろう。誰かに助けてもらいたいだけなんじゃないか。愛は与えないと貰えないらしい。俺が誰かのために出来ることなんてあるのか。誰かとの関係の中の自分の立ち位置が、いつもどうしても分からない。分からないから怖い。また俺は、どうしようもなく場違いなことを言い始めるだろう。誰も俺のせいで困らせたくないな。誰も信じたくないという気持ちと、誰かに全てを委ねたいという気持ちの間で揺れ動いて、苦しい。きっとそのどちらも、それだけでは生きてはいけないでしょう。白黒思考よくないよ。独りと誰かの間をバランスよく渡っていくんだ。そんな器用な真似が俺に出来るかな。考えてはいけない。出口がないから。疲れるから。考えてはいけない。

よく吟味せずに書いたらこんな感じになった。俺の頭の中は大体このように注意散漫です。

結局その時々で生まれてくる感情をよく味わうことしかない、と思う。
何かを目指すとか、選択するとか、本当の意味では不可能で、自由意志なんて存在しない、運よくおいしい思いができるか、運悪く地獄に落ちるか、その程度の差でしかない。
感情を味わうということも本当は自分の意思ではないのかもしれないけど、とにかく今感じている感情があるというのは本当のことだ。

外に出るのがめんどくさいという気持ちになり、3日連続で在宅勤務。今日も肌寒く、着る毛布を羽織った。寒暖差やめてけれ。結構寝っ転がったりして過ごした。でも時々は集中していた。
もう木曜日か。時間ってのはあっという間に溶けるね。

夕ご飯に肉じゃがを作った。じゃがいもを平べったくスライスすると煮込み時間が少なくて済むのでいいという話をインターネットで読んだので、そのようにした。平べったくしてもじゃがいものほくほく感は感じられて、美味しかった。

風呂から上がって、突然何かを作りたいという気持ちになって、途方に暮れた。小説を読むとか映画を見るとかでは物足りない気する。何をやればいいだろうか。自発的に何かやりたい思ったのは随分と久しぶりだなという気がした。
過去に適当に録音したボイスメモを聴き返していたら、急にサビの歌詞が思い浮かんで、ぴったり合わさった。木の上から果物が落ちてくるような感じだった。そこから芋蔓式に他のパートの歌詞が浮かんでいって、満足できるものが書けた。今日はもう夜なので歌えないので、明日録音したい。
音楽はこういう瞬間が一番楽しい。言葉やメロディーが、自分の枠を超えて唐突に飛び出してくるような感覚。自分で書いたのに自分で書いたような気がしない、何か不思議な存在に導かれてそこに辿り着いたような。何か未知のものが自分の体を通ってこの世界に突然出現したような。良い曲を作りたいとか、人に聴いてもらいたいとか、そういう気持ちはもちろんあるけど、それよりずっと手前に予想だにしなかった劇的な出会いみたいなものがあって、それをずっと追い求めている。

楽しみな予定もあるし、もうちょっと何とか生きてみよう。だらだら生きてみよう。終わり。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?