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自発性の先にあるコミュニティ(vol.1)


(流水)麻和実さん、こんにちは。ここ2、3年で大きく世の中が変化していきますが、組織やコミュニティの形も徐々に変化してきているなと感じています。働き方も多様になっていますし、オンライン・オフラインを超えた繋がりも以前より増えてきました。

今日は、これからの組織やコミュニティというのも新しい形になっていくと思っているのですが、うまく組織・コミュニティを形成していくために、大事になってくることを伺いたいです



(麻和実さん)組織・コミュニティのこれからを考えるうえで、「自発性」というのがキーになってくると考えています。

もちろん、これまでも自発性を引き出すというのは、各組織・コミュニティで取り組まれていたことではあるのですが。



自発性ですか…。自ら行動するということですよね?組織・コミュニティが「自発性」のうえに成り立つということでしょうか?




大まかに言うとそういうことですね。


まずは、私なりの考えにはなりますが、これからの時代のコミュニティについてお話させてください。
個人的には、これからは小規模なコミュニティが様々なところで立ち上がっていくのではないかと思っています。


それも共通点が強めの人たちによって形成されていくのかなと。
地域・言語・文化的な特性というのが混ざりながらも、この人たちは〇〇を中心として集まっているというのが、わかるようなコミュニティのイメージです。


ひとつのコミュニティは何万人にも行かないぐらいの規模で、そういうコミュニティがいくつかできていくのではないかなと推測しています。 


夜空の星空みたいに、さまざまな大きさの星が散らばっているような感じですね。



小規模なコミュニティですか。いまの時代になって、コミュニティも多種多様になってきていますが、より、特性がでてくるイメージなんですね。



特性をもつコミュニティの形成


はい、そうですね。


そのコミュニティがもつ特長によって、取引ができていくのです。例えばですが、山と海のコミュニティだと、それぞれ獲れるものが異なるので、物々交換や売買などができますよね。


他にも、年齢的に若い人と年配の人だと、若者の力や行動力、年長者の技術力を特長として、ひとつの魅力をもって、交換、交流がおこるような状態がいいのではないかと思っています。


そして、ここからはコミュニティを運営していくうえで重要になってくるのが、
「自発行為」の先に、そのコミュニティがあることです。


例えば、「12歳になったら、コミュニティを選ぶ時期です。」とか、「〇〇さんは、ここのコミュニティで」という形で、選ぶのではなくて、やはり、「自然発生的に」コミュニティがつくられていく状態が、これからの時代は適しているのではないかなと思うのです。


自然発生的に、いろいろなところで立ち上がっているので、すべてを把握するということはできないのですが、「最適化社会」という観点からみるとこれが自然な状態ではないかなと考えています。


自然発生的に、コミュニティが立ち上がるということですか。自発的に立ち上がって、自発的にそれぞれが行動していくことでコミュニティが成り立つというのは、理想的な気がしますね…
ですが、同時に各個人に任せて、ほんとうに成立するのか、という疑問ももちましたが、麻和実さんはどのようにお考えでしょうか?

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流水note

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27歳の時に内面的な側面に興味を持ち始めました。 日々の小さな疑問の答えを求めて、探究し、 自分なりに辿り着いた解釈を発信しながら、 変化…

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