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生花 梅の一種いけ・立華 小手毬の真で(2025年1月号「龍生派の古典華」)

2025年1月号「龍生派の古典華」

龍生派の本部で開催されている、生花(せいか)一級研究会や立華(りっか)家元研究会での優秀作品から、季節の花材を用いた作品を、吉村華洲家元による見どころなどのポイント解説とともに、毎月2作をご紹介している月刊『いけ花龍生』掲載の「龍生派の古典華」。今月は、梅を用いた一種いけの生花と、小手毬と椿、黒芽柳を用いた立華を取り上げます。



『いけ花龍生』2025年1月号(全40頁) 
電子版(700円)
https://www.fujisan.co.jp/product/1281703286/b/2613461/
冊子版(850円/送料込み)https://ryuseiha.stores.jp/items/6768e1a9c0e0b8021db8cc28

生花 
梅の一種いけ(逆勝手) こずんだ枝を印象的に用いて

松坂香掬(龍生派教務事業部・家元顧問教授)作
花材/梅
器/青銅尊式

松坂香掬(龍生派教務事業部・家元顧問教授)作花材/梅器/青銅尊式

梅の一種いけです。いわゆるずばえ*らしい枝をほぼ用いていない中で、肩の枝などでわずかにそうした姿の枝を見せています。そうなると全体的に年数の多少経った枝を用いていることになりますが、

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