”ランバダ製薬 「頭痛薬 ランバダS」CM” 快挙達成!!
胸躍る人生を、あなたと
―――ランバダ製薬 コーポレートメッセージ
8小節で作れたもの
この度、三木楽器様×クロスフェーダー様主催の「第2回 8小節トラックアワード」にRyuseiが投稿した楽曲
”ランバダ製薬「頭痛薬 ランバダS」CM” が、
テーマ賞に選出されました!!
Ryuseiとして表彰を受けるのはこれが初めてです。高く評価して頂けたことを深く感謝しつつ、”ランバダ製薬「頭痛薬 ランバダS」CM”について書こうと思います。
「第2回 8小節トラックアワード」という名の通り、募集しているのは「8小節」という短い曲のみでした。限られた場所でどれだけアピールし、かつ1曲の”音楽”を確立できるか…そういう瞬発力・展開力が必要です。
限られた時間で最大限のインパクトを出すにあたり、私はすぐにCMという引き出しを開けました。過去のアワードでの入賞曲を一通り試聴しながらも、全く違うアプローチの8小節に迷いはありませんでした(ギャグが得意というのもあります)。
「ランバダS」はどんなCM?
↑こちらのページの下部から試聴可能ですので、聴きながらお読み下さい。台本も添えています。
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0:00~0:04
180BPM
患者:頭痛え~~!!
患者:助けてーーー!
患者:つら~い…
患者:解放してくれえええ!!!!
暗い背景に男性患者が登場。ブラックメタル調のドロドロした音楽。
頭を押さえた姿が四隅から現れ、ただ頭痛に苦悶する。
0:04~0:06
120BPM
ランバダさん:そんな時には?
患者:誰!?
ピアノのアルペジオが響いた瞬間、どこからともなく謎の人間(ランバダさん)が現れる。差し伸べた手にはもちろん頭痛薬「ランバダS」。
0:06~0:10
ランバダさん:♪ランバダS ランバダSは
1日2回で頭痛を消す!
ランバダさん、「誰!?」というツッコミを見事にスルーし、歌いながら謎のダンスを始める。同時に患者へ「ランバダS」を処方。「S」と「消す」で韻を踏むなど、登場からの唐突な展開が滑らかに決まる。
もちろんBGMはラテン系。
0:10~0:13
ランバダさん:調子はどう?
患者:スッキリーー!
ランバダさん:即効でS(ソッコウです)!
ランバダさん:ランバダ製薬のランバダS
患者の頭痛は早くも消え去った。両腕を上げて快哉を叫び、活力を取り戻す。これがランバダさん…ではなく、1日2回で素早く頭痛を消すという「ランバダS」の力。元気になった患者を見届けたランバダさんは、”即効でS”とキメ台詞を言うとそのままCMを締めくくった。
0:13~0:14
(ピンポン)
医薬品のCM(広告)には、使用及び取扱い上の注意について表示し、同時に音などで注意を喚起しなければならないと薬事法で定められている。
ランバダSは使用上の注意をよく読み、用法・容量を守って正しくお使いください。
0:15
音源のサイズはジャスト15秒。しかしCM制作においては、前後のCMと音が繋がってしまわないように冒頭と末尾に0.5秒ずつ無音(ノンモン)を入れなければいけない決まりがある。それに則っているため楽曲は実質14秒。
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CM音楽と私
実はRyuseiとして、これまで「CMっぽい曲」を2曲作って公開しています。もちろん、「ランバダS」を含めて宣伝している企業も施設も製品もサービスも実在しません。
↑こちらはノム・ノムラとのユニット「ソフトコア教団」としてリリースしており、30秒→30秒→30秒→30秒→15秒の5パターンのCM風楽曲を混ぜています。詳細は以下の記事に書いています。
私は昔から、コマーシャルに色々な刺激を受けて育ちました。笑えるCM、驚いたCM、トラウマになったCM等々、思い出を挙げればキリがありません。
CMには既存曲をタイアップとして当てることも多数ありますが、15秒や30秒という短い時間で、特定の宣伝対象に対し好意を持ってもらう為に作られた「CMソング」には、他の音楽にはない魅力を感じます。
代表的な曲としては”この木なんの木”でおなじみの日立グループ「日立の樹」、いすゞ自動車の「いすゞのトラック」、キューピーマヨネーズ「あえるパスタソース たらこ」の「たらこ・たらこ・たらこ」等々、多くの人の耳に残っているであろう名曲が目白押しです。
人気な曲は、CM尺からフル尺に延ばされCDリリース…というケースもあります。
4分・5分の曲にはない、30秒なら30秒なりに楽しいこともあり、難しいこともあります。しかもポップソングとは全然目的が違うので、守るべきメソッドもガラッと変わってきます。しかし、そんなCMソングの魅力が体に染みついていたからこそ、限られた時間にメッセージを凝縮する経験につながりました。そこに興味があったからこそ、「8小節トラックアワード」のコンセプトは今の私にピッタリだったと思います。
ちなみに、薬の名前である「ランバダ」は四谷のはなまるうどんで適当に思いついた名前です。ラテン音楽も好きなので、音楽のランバダからの着想です。Sは早く効く”スピード”のつもりです。
社名も”ランバダ”ということは、ここの創設者は相当ランバダに思い入れがあるものと思われます。
最後に
もしも「ランバダS」が実在してCMが放映されたとして、ネット(Twitter)の反応を妄想して記事にしております。この曲にはバズ狙いの仕掛けも込めているので、より多くの人の心に引っかかってほしいという願いに満ちています。
胸躍る人生を、あなたと
ランバダ製薬
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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