【夢日記】2024.12.14(土)ゲームセンターで”金銭トラブル”を傍観
特に用も無かったが、ショッピングモールに立ち寄ろう、と思って、一人、店内に入って行った。普段、あまり出歩かないエリアにまで足を運んだので、せっかくだったら色々ブラブラしておきたいな、と思ったからだ。
開放的な空間にオシャレな店が多数立ち並ぶ。ウインドウショッピングに勤しむ。人が行き交う姿を眺める(平たく言えば人間観察)のが趣味でもある僕にとっては、「ウロウロ・キョロキョロ」しているだけで、案外、楽しめたりするものだ。我ながら、金がかからない人間だなぁと思う。
【※】ただし、この趣味は、他の人と一緒に出歩いている時は、意識的にセーブするように努めている。恋人とデートしている際に発動しようものなら、「また他の女の子ばっか見て~!」と機嫌を損ねてしまうこと請け合いだ。(経験者は語る)
しばらく散策していると、上の階は遊技場になっている、ということが、エレベーターの近くに設置された案内看板を見て、分かった。ボウリング、ダーツ、ビリヤード、といったものから、ゲームセンターまで、多種多様、取り揃えているとのこと。
興味が湧いて来た僕は、冷やかしついでに(失礼)、上の階も見に行ってみた。エレベーターに乗る。スーッと上がって行く。中から外が見える状態になっている。その様子を眺めて、「おっ、昇ってる、昇ってる」と、心の中で小躍りする。
【※】高台で怖がっていると「高所恐怖症?w」と言われることがあるのだけど、「高い所で安全が担保されていない状況に恐怖を覚えるタイプなんだよね」と返すようにしている。相手の反応は概ね芳しくないのだが、こういう空間だと割と平気なので、間違ったことは言っていないはず、である。
【※】とはいえ、エレベーターとか、あと、ゴンドラとか観覧車とかでも、「もしも急停止して閉じ込められたらどうしよう…。」という恐怖感はある。けれどもそれは、”高いところ”とは、また別の恐怖感なので、一緒こたにしない方が良い、と考えている。(他の人がどうかは分からないが、基本的に、何かしらの恐怖におびえながら生きている感覚はある)
ボウリング、ダーツ、ビリヤードに関しては、さほど興味を惹かれなかったので、パーッと見回して引き返した。ゲームセンターがどんな雰囲気なのか気になっていたので、実際に中に入って、グルーッと一周することにした。
目に付いたのが「金色のガッシュベル」のアーケードゲームだった。キャラクターを操作する対戦ゲーム、ではなく、どのキャラクターがバトルに勝利するのか当てる、言うなれば「バトル賭博」的な要素を楽しむゲームらしかった。
一風変わったゲーム性に興味を惹かれた僕は、プレイしている人の様子を、ジーッと観察していた。声を荒げたりする者は居なかったが、顔を綻ばせる者、眉間に皺を寄せる者、それぞれの表情から勝ち負けが窺い知れて、何とも面白かった。バトル映像にみんなの視線が集まっているため、”人間観察し放題”だったのも、僕としては良かった。
ところが、トラブルが発生してしまう。
「バトル賭博」を終えて、精算したらしい人が、「そのお金は取り出し口から出て来たから俺のお金だ」と言うと、相手も、「いや違う。ベットするためにソコに置いていたから俺の金だ」と言い、口論が起きたのだ。
どうやら、二人の言い分によると、隣り合わせの席に座っていて、取り出し口付近にあらかじめお金を準備していて、そこに、精算したお金がジャラジャラと出て来てしまったため、二人のお金が混ざってしまった、らしい。
【※】「んなことあるわけ…。」と言いたくなるシチュエーションだが、現実世界で、競馬のメダルゲームに興じている際に、左側と右側を間違えて、人のメダルケースに手を伸ばしかけて、「あぶねっ!」となったことがあるので、”前科者”としては、あまり物言い出来ない立場でもある。(左利きなのも関係してるのかな…。/右側に置いていたのに、左側(左に座る人の右側)に手を伸ばしてしまった)
幸い、と言うべきか、二人の口論は、ヒートアップしかかったところで、「まぁまぁ、数百円、多くても、数千円のことだから…。」と、お互いに理性を取り戻して、大事(おおごと)に発展することはなかった。(二人の硬貨が混ざった模様)
その一部始終を眺めていた僕は、”もう顔を合わせることもない相手だろうから金銭トラブルを引きずることも無いだろう”という意味での「一期一会」もあるのだなぁ、と感じた。
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目覚めた後、オープンキャンパスのスタッフとして知り合ってから仲良くしていた、同じ学部の同級生のことを想い出した。
「オーキャン終わりに飲み行こうや」と僕が誘ったら、「ちょっと今金欠で…。」と言ったので、「予定は空いてるん?じゃあ今回は俺が出すわ」と言って、その日は楽しいひと時を過ごせたのだが、その後、オープンキャンパスに顔を出すことは無くなり、疎遠になった、というエピソードがある。
あの時の僕の心情としては、お金の貸し借り、というよりも、あげた、ぐらいの気持ちで、相手の分も支払ったのだけど(それぐらいその子と一緒にお酒が飲みたかったのだろう)、もしも、金銭のやり取りがキッカケで、関係性が絶たれたのだとしたら、と思うと、胸が痛い。
・・・まぁ、シンプルに、僕とサシで飲んで、「コイツつまんねえな。切ろ。オーキャンごと」と思われたのだとしたら、ますます、胸が痛くなってくるが。