【エッセー】アニマル浜口が夢に出て来た
【はじめに】
起き抜け、「夢にアニマル浜口が出て来たなぁ・・・。」と、ボンヤリ考えていたものの、内容が強く記憶に残っているわけでもなく、まぁ特に気にすることもないな、と思っていたのだが、内容よりも、「なぜ僕の夢の中にアニマル浜口が・・・?」という疑問が、時間が経つ毎に大きくなっていって、結局、一日の終わりが近付いても、「なぜアニマル浜口が・・・?」と、頭の片隅で気になっている僕がいたので、noteのネタにすることで、成仏させることにした。
【夢の内容】
アニマル浜口は、ユーチューバーだった。チャンネル名はそのまんま。「アニマル浜口チャンネル」。有名人のYouTubeチャンネルは、スタッフが運営等を行なっているケースがほとんどだと思うのだけど、どうやら、個人で運営されているようだった。あるいは、浜口家で運営している可能性もあるか?(でもそれなら「アニマル浜口チャンネル」と命名しない気もする)
動画内容は、基本的に「アニマル浜口がカメラ目線で話し続ける」という形式となっている。あるテーマについて1動画10分程度で話す。まぁコレはよくあるスタイルだと思う。冒頭の挨拶は「どうも!アニマル浜口です!ワハハ!」。意外や意外、「気合いだ!気合いだ!」と叫ばないんだな、これが。僕も不思議。夢の中のアニマル浜口からは、一度も、お馴染みのフレーズ「気合いだ!気合いだ!」を聞くことが出来なかった。なんで?夢に詳しい人が居たら教えて欲しい。(夢に詳しくても分からんと思う。知らんけど)
「ワハハ!」と豪快に笑うさまは、アニマル浜口らしさが存分に出ているのだけど、これまた意外、本題に入ると、真面目な表情を浮かべながら、熱く熱く、語り掛けて来るんだ。・・・いや、意外、と言ったら失礼だよな。勝手に「脳筋キャラ」のレッテルを貼っていたことに、今、気付いた。アニマル浜口さん、ごめんなさい。
申し訳ないが、どんなトークテーマで語っていたのかは、良く覚えていないのだけど、とにかく、熱く熱く、語り掛けて来る。それは間違いない。終始、熱弁口調。べらんめえ口調でもあるので、正直、聞き取りづらい箇所も結構あったのだが、熱意は、ビシビシと伝わって来る。「アニマル浜口イズム」と形容すべき、唯一無二の魅力を感じたものだ。
アニマル浜口が単独で撮っている動画をいくつか見終えた後、タイトルに、「特別ゲストを呼びました!」と書かれてある動画を発見した。「へえ~。誰と一緒に撮ったんだろう?気になるなぁ」と思った僕は、何の気なしに、動画をクリックして、視聴してみたのだが、
「どうも!アニマル浜口です!ワハハ!」
「どうも~。その母です~。アハハ~。」
なんと、特別ゲストは「アニマル浜口の母」だったのだ!
動画内では、家族団欒のフリートークを楽しんでいたのだが、詳しい内容は、思い出せない。だが、アニマル浜口が、「母さんはこう見えて95歳なんですよ!まだまだお若いでしょう!生涯現役です!100歳は通過点!ワハハ!」と言っていたのは、良く覚えている。それをアニマル浜口の母は横で聞きながら微笑んでいた。
確かに、95歳とは思えぬ艶っぽさを感じた。「障害現役」の「現役」は何を指して言っているのかは、僕には良く分からなかったが、「女性」としての魅力を指しているのならば、「なるほど、仰る通りですね。お綺麗です」と返したくなるぐらい、艶やかな見た目をしていた。例えるならば、八千草薫のキュートさに、妖艶さをプラスした感じ、といったところか。
アニマル浜口の母は、聞き役に徹する感じだった。「アニマル浜口チャンネル」と銘打っている以上、自分が前に出るのは、チャンネルの趣旨に反するだろう、と考えての行動に、僕には思えた。そういう細やかな気配りを欠かさない様子が散見されて、見ていて心地が良かった。
アニマル浜口は、単独で撮っている時と比べて、笑顔の時間が長い気がした。それは、テーマの内容の違いもあるのだろうが、僕には、母と二人で仲良く話す時間が、かけがえのないものだと心得ているからこそ、”今を楽しもう”という気持ちが、そうさせている(笑顔の時間が長い)ように思われて、見ていて心地が良かった。
「アニマル浜口&アニマル浜口の母」の動画を視聴し終えた僕は、「家族水入らずの様子を見ることが出来て良かったな~。癒し効果バツグンだったな~。またやって欲しいな~」と思ったのだった・・・。
お し ま い。
【感想】
実際に書き出してみたら、意外と覚えているもんだな、と思った。もっと簡素な内容になるだろうと思っていたのだけど、書いていく内に、「あぁそうそう。こんな内容だった」と、芋づる式に掘り起こされていった感じ。人と話していると、結構、そんな流れになったりするよね。キーワードを言われてポンと思い出すとか。人間の記憶って面白いものだ。
まぁそれは良いとして。
内容を書き出していきながら、僕がボンヤリと感じたのは、「家族との時間を大切にしなさいよ~」という「警告夢」だったのかもしれないな、ということだった。だとしても、「じゃあなぜアニマル浜口とアニマル浜口の母だったの?」と言われたら、僕には何とも言えないのだけれども・・・。
念のため付け加えておくが、僕は、アニマル浜口は、久しく見ていない。浜口京子すら見ていない。接点がまるでない。ゆえに、冒頭に書き記したように、「なんで・・・?」と感じているわけだ。ココに夢の不可思議性が詰まっている。アニマル浜口に限らず、「なぜアナタが僕の夢に出て来たのですか!?」と、驚く瞬間が、ちょこちょこある。これは本当に教えて欲しい。夢に詳しい人が居れば。
まぁそれも良いとして。
「家族団欒を促す警告夢」と解釈すれば、僕の中では合点がいく。僕自身、今年で三十路、30歳を迎えて、「親孝行」というワードが、過去最大レベルで、関心が高まっている。ただ、具体的な行動に移せているか、と問われると、特に今までと変わっていない、といった有り様で、「親孝行といっても、何をどうすれば、親孝行になるのだろう・・・。」と、思案する毎日を送っている。何も進展が無い。我ながら、頭が痛い話だ。
「親孝行」へのアンテナが立ってくると、色んな考え方に出会うものだ。「元気に生きていることが最大の親孝行なんですよ」という教えを受けた時に、なるほどそれもそうか、とも思ったが、それはあくまでも「親目線」であって、「子目線」で、「俺が元気に生きてるんやから親孝行してるやろ?」と言い出したら、それはむしろ「親不孝」に近いのではなかろうか、とも思えて来て、再び「ウーム・・・。」と考え込んでしまって、現在に至る。未だに、しっくりと来る考えに出会えていない。
僕には、このように、自らの手で、散々こねくり回した挙げ句、収拾がつかない状態にしてしまってから、「どうしたらいいんだ・・・。」と、途方に暮れる癖がある。言ってしまえば「自業自得」なのだが、子どもの頃から、大人に至る現在まで、直らない、いや、それどころか、悪化している感すら、ある。我ながら、笑えない話だ。
そんな僕に、アニマル浜口は、一つの答えを掲示してくれたのかもしれない。「気合いだ!気合いだ!」ではなく「ワハハ!」で、示してくれたのかもしれない。。そう。「ワハハ!」が大切なのだ。「笑う門には福来る」。「親孝行」の秘訣は「気合いで何とかせえ!」ではなく「親子で笑い合うんや!」だと、教えてくれたのかもしれない。
”シンプルイズベスト”
ありがとう、アニマル浜口さん。
「ワッハッハ~♪」
「ワッハッハ~♪」
こういう笑い方、人生で一度もしたことないわ。