🍺2024年4月20日(土)|宅飲み with ヤクルト-DeNA
両親と酒&飯を食べながら【ヤクルト-DeNA】の試合を観戦していた。
母「このピッチャーだあれ?」
僕「阪口皓亮?」
母「かわいい〜♡」
僕「ああ、好きそうだね。確かに」
母の男性の好みはかなり分かりやすい。端的に申せば「塩顔 ✕ 笑いジワ」に目が無い。あとは人の顔を見れば「あっ、母が好きそう」というのは大体分かる。これでも息子なのだから当たり前だ。と言いつつ、僕の父は、あんまり母の男性の好みが良く分かっていなさそうなのだが。付け加えると、父は、母の好みの男性のタイプとは合致しない顔立ちをしているのだが。重ねて、“我が家七不思議”に認定して良いレベルの謎である。
「かわいい〜♡」と書いたが、この表現は、別に誇張でもなんでもない。僕の母は、50代の前半から半ばに差し掛かろうとしている年齢であるが、言葉遣いだけを切り取れば、20〜30代のOLと何ら変わりない。若いのだ。何かにつけて。自分好みの男性を見かけたら「あっ!♡」と反応する時点で、もう若い。趣味も若い。特に音楽関連は僕よりも若い。「優里」の楽曲を聴きながら「フン♪フフン♪」と料理をしていたりする。
ちなみに僕(今年で30歳)は「優里」のことをほとんど知らない。『ドライフラワー』と『ペテルギウス』ぐらいなものだ。それも母経由で知った。今の10代〜20代、いわゆる「令和世代」が聴きそうな曲を、母は好んで聴いている気がしてならない。どこにそんなバイタリティがあるのだろうか。ポルノグラフィティ『メリッサ』のサビ「きっみのてっで〜♪」が脳内再生されている僕とは比べ物にならない。
しかし、悲しいかな、阪口皓亮は、5イニング目を投げきれず、降板してしまう。
母「ああ、代わっちゃった…。」
僕「よく我慢した方だと思うよ」
僕「ヤクルトはピッチャー困ってるから」
・・・ヤクルトの苦しい台所事情に関しては、僕の流儀、“noteで野球の話は極力しない”、“贔屓球団のカープ以外の球団にあまり首を突っ込まない”に抵触してしまうため、割愛するとしよう。
阪口が、マウンドを降りて、ダグアウトで戦況を見つめている映像が、中継に映し出された。母は「投げてる時よりいっぱい映してくれる♡」と喜んでいた。なるほど確かに、打たれても絵になる好青年である。
阪口は、口を真一文字にして、グラウンドをジッと見つめている。カメラは「無念の降板。何思う?」と言わんばかりに映し続ける。すると、あろうことか、阪口は、ベロをペロンと出して、悔しさを露わにしたのである。
父「あっ!ベロ出した!」
父「お子ちゃまやな〜!」
父「まずそっからなおさなあかん!」
父は、鬼の首を取ったように、阪口の“ベロ出し反省”を指摘した。還暦間近で社会に揉まれた父にとっては、到底看過出来なかったものと見える。いや、お酒が入っていなければ、スルーしていたのかもしれない。日頃から“隙あらば指摘厨”を標榜しているわけではないのだ。息子の僕が思うに、お酒の力がそうさせている面は、かなりある。
母「別にええやん♡」
母「悔しそうな姿も可愛い♡」
母も負けてはいない。我関せずと言わんばかりに、カメラにずっと映し出される、“ベロ出し阪口皓亮”を凝視し続けている。
僕はそっと、阪口皓亮の年齢を調べてみた。
(俺より5つも年下か・・・)
母の「我流・アンチエイジング法」は、何歳になっても、心ときめくターゲットを追い求め続けて、人生の終焉を迎えるまで、キュンキュンし続けることなのかもしれない。僕も見習いたいものだ。
・・・僕が好きな女性芸能人は大家志津香。
「・・・3つも年上やないかいっ!」
御結婚、おめでとうございます。(真顔)