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【3529字】2024.07.14(日)|ひかりTVの青い猿

埃ィ!祖母ォ!

こやつの名前は『ひかりカエサル』と言います。(本人に言わせると『ぼくはサルじゃない!』らしいです)

『ひかりカエサル』は、2008年にひかりTVとキャラクター契約を結び、現在はひかりTVのCMやサイト上で生活しています。

プロフィールによると、

基本的に人を楽しませることが大好きだが、辛口な鋭いツッコミや、時にはグサッとくるようなことも言い、流されない自分があり、間違ったこと、嫌いなことには、きちんとNO!と言える性格。

だそうですが、確かに『ひかりカエサル』にはいろいろな魅力があります。

(願望を込めて)個人的にはこれからブレイクしてくるキャラクターのひとつだと思っているので今後の展開が楽しみです。

リンク記事|引用文

1.青い猿は猿じゃなかった!?

▶(本人に言わせると『ぼくはサルじゃない!』らしいです)

「ひかりカエサル」という名前だが「サル」ではないとのこと。えっ、それってつまり、「世界史に出て来る『カエサル』は、名前に『サル』が付いてるけど「ヒト」なんだよ」みたいなこと?

確かに、誰しも一度は考えたことがあると思うけど(ホンマかよ)、「カエサル」は、名前に「サル」が入っているだけで、パッと見て、「あっ、ヒトだな」と思うから、何の疑いもなく「ヒト」だと認識出来たよ。

むしろ、カエサルが「俺はサルじゃない!ヒトだ!」「ブルートゥス!お前も俺をサルだと思ってるのか!」とか言い出すと、逆に「ここまでムキになるってことは、ホントはサルなのかもしれない…。」という邪推の念すら浮かんできそうだよ。

その論理で考えると「ひかりカエサル」が「ぼくはサルじゃない!」と、「!」をつけて猛反論しているのは、逆に怪しさを増長させている感も否めない。もしかして、「ぼくはサルじゃない!サルじゃないんだあ~!」と、事実を捻じ曲げて解釈して、本当は「サル」なのに「サルではないナニカ」として、自己認識しているフシすらある。だとしたら「そのナニカはなんなんだ?」という疑問も湧いて来るのだが。

「信じるところに現実はあるのであつて、現実は決して人を信じさせる事ができない」

太宰治『津軽』|一部引用

太宰治の言葉を借りれば、「ひかりカエサル」にとっては、たとえ、生物学的な現実が「サル科」だったとしても、自分自身は「サル以外のナニカ」だと信じているのであれば、そこに、「ひかりカエサル」にとっての、現実がある、ということになる。

ゆえに、僕は、自分で書いた言葉を自分で否定することになるが、ひかりカエサルにとっては、それが現実なのだ。「いや、どう見てもサルでしょ(笑)」と嘲笑したり「そんなにムキになるのは、自分の中で『やっぱり僕はサルなのか・・・?』という疑念があるからに他ならない」と論破気分に浸るのは、お門違いというわけだ。


2.プロフィールに既視感を覚える

▶基本的に人を楽しませることが大好きだが、辛口な鋭いツッコミや、時にはグサッとくるようなことも言い、流されない自分があり、間違ったこと、嫌いなことには、きちんとNO!と言える性格。

(・・・・・・・・・・)

(これって俺のことじゃね・・・?)

僕の記事を定期的に見たり、スキを押してくれている物好きの方にとって、僕の性格が、どううつっているのかは、知る由も無いのだが、自分で言うのもなんだけど、僕は、人を楽しませることが、大好きだ。そこだけは関西人気質なのだ。そこだけは。これまでの人生で、両手で数え切れるかどうか、ぐらいに「関西人っぽくないよね(笑)」と言われてきた僕だけれども。

言われるのに慣れて来て、「あぁまたか…。」と思いながら「良く言われるんだよねぇ(笑)」と返しているが、何気に、毎回、傷付いている自分が居る。言われたという事実に傷付いているのか、それとも、「あぁまたか…。」という、仏頂面になりそうな感情を押し殺して、「良く言われるんだよねぇ(笑)」という、必死の愛想笑いを浮かべている自分自身に傷付いているのかは、判然としないのだけれども。

先ほど、「良く言われるんだよねぇ(笑)」と書いたが、決まって言われるのは、関西弁モードで話している時ではなく、標準語モードで話している時だ。つまり、気の置けない間柄の人と居る時の自分ではなく、多少の気遣いが入る間柄の人と居る時の自分の時に言われるのが、この「関西人っぽくないよね(笑)」なのである。

「僕のことを『関西人っぽくない』と答えたが、あなたにとっての『関西人』とは、いったい、どんなイメージがあるのか?」と投げかけてみたい気持ちが、生まれないこともないのだが、面と向かって聞く勇気は、毛頭無い。そういう場合、僕は、決まって、必死の愛想笑いを浮かべる。これは物心が付いた頃から全く変わらない。

悩ましいのは、無駄にキャリアを積み上げて来てしまったからか、僕の必死の愛想笑いに対して、「良い笑顔するよね(笑)」とか「エクボが出るのってチャーミングだよね(笑)」などと、まるで僕が、ただ純粋に、笑いたいから笑っているのだ、といった視点で、僕の笑顔に高評価を与えてくる方が、これもやはり、両手で数え切れるかどうか、ぐらいの人数が居たということだ。

笑顔を褒められることは嬉しい。ただそれは、笑いたいから笑っているのだ、というケースに限る。今回のように、愛想笑いで誤魔化したにもかかわらず、笑顔を褒められると、「あぁ…。誤魔化せてしまうのだなぁ…。」と、鬱屈とした感情が芽生えてくる。だが、ココでもまた、自らの感情を押し殺して、ニコニコしている。顔を綻ばせている。そう、まるで仏様の、アルカイックスマイルのような笑みを、たたえているのだった。

僕が本気で笑っている時は「ニコニコ」という形容詞では生易しい。もっと、下品な表現、そうだな、敢えて言葉を当てるとしたら、「ドワッハッハ」だとか「ヘッヘッヘッヘ」といった感じか。要するに「バカ笑い」である。気の置けない間柄の人と居る時の自分の笑い方はそんな感じさ。「ニコッ」と笑っている時の自分は、心の中では、泣いていたりするのだから。


3.お前、ブレイクせんかったな」(立浪和義監督風に)

▶(願望を込めて)個人的にはこれからブレイクしてくるキャラクターのひとつだと思っているので今後の展開が楽しみです。

「ずっと頑固やったな。なんでそんなに頑固なんや? 去年の秋から言ってきたけど、お前変わらんかったな」

リンク記事|引用文

「(願望を込めて)」って、保険をかけるような枕詞が気に入らない。

「やめとけやめとけ・・・。無駄に敵を作るようなマネをするな・・・。」もう一人の僕が、僕のことを、なだめてくる。そこで僕は、ハッとした。

▶間違ったこと、嫌いなことには、きちんとNO!と言える性格。

「・・・フラグ回収、成功。」

コホン。

「ひかりカエサル」ってキャラクターはブレイクしているのかな。まぁ我が家のテレビを付けたら出て来ることは出て来るけども。それでブレイクしているとはなかなか・・・。存在を認知するだけではブレイクとは言えないよね。ブレイクと言うならば、二次創作的な作品が、有志の方々が、多数発表されたりだとか、あとなんだろ、LINEスタンプとか(既にあったらごめんなさい)、公式アニメとかもあるよな。「うさまる」がそうじゃん。

そうだ。「うさまる」で考えれば分かりやすいわ。コンビニで指定された商品を購入するとクリアファイルをプレゼントみたいな企画とかもあったし。あとは喫茶店とかもあったでしょ。「うさまるカフェ」だっけ。それ用の着せ替えも作られてたよ。スタンプだけじゃなくて着せ替えも色んな種類あるからね。「うさまる」は。

そこんところ「ひかりカエサル」はどうなのさ。僕が知らないだけで大フィーバーしていたりするのかい?「今後の展開が楽しみ」と言ってるユーザーの期待の声に応える活躍は出来ているのかい?

・・・まぁ、周りの期待に応えることが出来ず、ありとあらゆるものから、ドロップアウトしていったヤツに、なじられたくないよな。「ひかりカエサル」もさ。なんか、ごめんな。俺たち、似た者同士かもしれないな。俺と似てるって言われても嬉しくないか。ごめんな。ごめんごめん。なんだか社会の荒波に揉まれたら「ごめん」って言うのが癖付いちゃってさ。ごめんな。あっ、また言っちゃった。そういや「最近、謝ってばっかじゃん」って、グサッと刺さる一言を言ってきた元カノが居たっけなぁ・・・。あっ、そんな話、お前さん(ひかりカエサル)には関係ないよな。ごめんな。あっ、また言っちゃったよ~。アハハ・・・。あっ、また愛想笑い・・・。ハハ・・・。ハハ・・・。ハァ・・・。

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