
新たなキャリアパス!官僚の転職事情を徹底解説
僕は大学を卒業後、霞が関で国家公務員としてのキャリアを開始した。そこから約15年間、官僚として仕事に邁進した。
20代の若い時はほぼ終電まで働く日々も多かったため、頭の片隅には「本当は転職したいけど、官僚として培ったスキルと経験は民間企業では役に立たないのだろう」と勝手に思い込んでした。
だが、30代後半になり、人生で初となる海外赴任を経験し、その間、国際機関でインターナショナルな環境で仕事をした時に、官僚としてのキャリアをこれからもあゆみ続けることへの疑問を強く感じるようになった。
官僚として、いったいどんなスキルと経験が磨かれているのだろうか?
官僚という職種は民間企業のそれとは異なり、通常2年で部署を異動となり、その都度、新しい知識を一から学び、それを習得することが求められるとともに、それは絶対に専門性が身に付かないことを意味していた。
僕が働いた国際機関がまさにそうだったが、世界的には、ジョブ型の働き方が主流であり、そこには専門性がある人材が重宝される仕組みがあったが、官僚のままでは、そういったスキルが身に付かないなと思った。
だから、僕は、民間企業への転職を決意し、今年初めにそれを行動に移した。
そして、その時から半年が経過して、今ではすっかり民間企業チックな働き方に慣れてきたものである。年収は官僚の時によりも増額、勤務時間は1日単位で1・2時間削減された。
他方で自分の周りには毎日終電、場合によっては朝型でも働く仕事の仕方を行っている官僚の友人も珍しくない。
なので、僕は、「民間企業へ転職したら?給料も上がらし、長時間残業から解放されるぞ」とアドバイスするのだが、多くの官僚である友人からは「これまで官僚の経験しかないと自分には無理だ」との反応しか返ってこない。
しかし、それは間違いで、官僚経験者のスキルと経験を活かした職種が実はそこそこあるのである。
その代表例が、
渉外、公共政策、パブリックアフェアーズ
と呼ばれる職種だ。
ぜひ、ネットで渉外業務と検索してみてほしい。そういった職種を多くの企業が募集していることがわかるはずだから。
でも、この渉外、公共政策、パブリックアフェアーズとはいったいどんな職種なのだろうか?
例えば、某企業の職種募集には、以下のような記載がある。
<具体的には>
① 関連省庁との関係構築・情報収集・政策立案/策定・法改正の提言
② 業界団体の設立・運営
③ その他経営陣が推進する様々なプロジェクトのサポート
そう、民間企業という立場に立ちながらも、関係省庁との連絡・調整を担うことや業界団体に所属しつつ、他企業と連携を図ることなどが求められるのだが、こういった職種は、まさに官僚として仕事してきたい内容そのものなのだ。
だから、官僚が転職を決意して、民間企業への転職を決意したのであれば、まずは、渉外、公共政策、パブリックアフェアーズといった職種にアプライして、次の新しいキャリアを歩むべきなのである。
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