1日で学ぶ!Unityを使ってプログラミングなしでMetaQuest3のVRゲーム・アプリを作成する方法とは。【今日からVRクリエイターになろう】
更新日 2024 / 04 / 03
自己紹介
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こんにちは!ゲーム開発所RYURYUのりゅうやと申します。
はじめに
MetaQuest3は、手軽にVR体験ができるデバイスとして注目を集めています。この記事では、MetaQuest3でのVR開発の基本的な手順を紹介します。
開発環境のセットアップ
①適切な開発用PCの選定と購入
②必要なソフトウェアとツールのインストール
Unity2022(LTS)をインストールしましょう。
③MetaQuest3の開発に必要なパッケージの追加
com.unity.xr.meta-openxrをダウンロードします。
Unity起動後、PackageManagerウィンドウを開きます。
PackageManagerウィンドウの左上の「+」をクリックする。
その後、「AddPackage by name」をクリックする。
「com.unity.xr.meta-openxr」を入力して、追加する。
※com.unity.xr.meta-openxrをダウンロードすることで、MetaQuest3に必要なデータを諸々一括でインポートすることができます。
StarterAssets のダウンロード(サンプルプロジェクトが格納)
④開発環境の設定とアップデート
1.プロジェクト設定からAndroidタブを選択し、OpenXRにチェックを入れる。(使用するSDKにチェックを入れる必要があるため。)
2.画面左上のFixAllをクリックします。MetaQuestに合わせた設定を自動で行ってくれます。
3.OpenXR > Androidタブ > 「Interaction Profiled」の項目の左下部の「+」を選択し、画像と同じ項目を追加する。(自動で行なってくれない項目)
4.プロジェクト設定からAndroidのバージョンをLevel24に設定します。(自動で行なってくれない項目)
サンプルプロジェクトを起動してみよう
①DemoSceneの起動
Projectsビューから「DemoScene」を検索し、起動します。このシーンをベースにVRの世界を構築することができます。
②ビルド(実機テスト)の準備
1.開発者アカウントを登録し、MetaQuestアプリを取得。
2.MetaQuestアプリの設定から開発者モードへ切り替えます。
3.MetaQuest3とPCを有線接続し、アクセスを許可します。
4.ビルド設定からビルドターゲットをAndroidに変更します。(左下のタブからAndroidを選択後、画面右下の「Switch Target」をクリックします。
③ビルドをする
1.「Build」をクリック。
2.ビルドが完了したら、HMDを被り、実際のVR空間での動作を確認します。移動や視点の移動はコントローラのスティックを使用して行います。
(失敗してエラーが出た場合は、「アクセス権限の許可」というポップがPCまたは、MetaQuestに表示されるので、「許可する」ボタンをクリックする必要があります。)
おわりに
この記事では、MetaQuest(旧Oculus Quest)を使用して、Meta社とUnityが提供するサンプルプロジェクトの起動方法を探求しました。
このサンプルを基盤に、独自のモデルやゲーム素材を取り込むことで、VRの開発をスムーズに開始することができます。
何か疑問や不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。私たちは受託開発やUnity・VRの教育サービスも手がけております。
FAQ
Q. MetaQuest3専用の手順ですか?
A. いいえ、OculusQuestやMetaQuest2でもこの手順は適用可能です。さらに、PICOやVisionProにもOpenXRを利用して開発することができます。
Q. VR開発初心者ですが、もう少し詳しく知りたいのですが?
A. もちろん、多くの方からの要望があれば、より詳細なガイドを提供する予定です。さらなるサポートや教育サービスに関しては、ココナラページまたは、@RYURYU_GAME_MFGでお気軽にお問い合わせください。
Q. Unity2023(LTS)を使用しても大丈夫ですか?
A. はい、Unity2022(LTS)以降のどのバージョンでも、この記事で紹介した手順に従って開発を進めることができます。