ストーリーエディタ NoveLand 2023年10月の活動報告
こんにちは! Ryuonです。だいぶ涼しくなってきましたね。
β版をリリースしてから早くも2ヶ月が経過したので今月の振り返りと今後の展望について語ります。
一ヶ月のふりかえり
10月のリリース内容について
10月のサービスの更新内容はこちらから確認することができます。
こうして振り返ってみると、UIに関する変更が多かったです。前回の活動報告で、NoveLandを使っていただいたユーザーが機能のメリットを知る前に離脱してしまうという問題があったため、操作ガイドを兼ねたサンプル小説を作成すると言いました。
この件については目下作業中ではあるのですが、サンプル小説を書きながら、サービスのUIが変更されるたびにこの説明文も変えないといけないのかぁ、だとか、このサンプル小説内で説明文書くくらいだったらそもそも直感的なUIにしたりUIの近くに説明文書いた方が良いよなぁと思ったため先にそっちに取り組むことになりました。
なるべくUIでやれることは先にUIでやり、サンプル小説ではキャラクター/オブジェクトの埋め込み機能のような特別な説明が必要だったり、ある程度文章を書き進めないと効果を発揮しないような機能だったりに絞って紹介します。
そのため、こちらについてはもう少々お時間をください。
登録ユーザー数が100人を超えました!
100人と聞くと少なく聞こえるかもしれませんが、何の実績もない個人開発者のサービスだと、身内が登録してそれで終わりなんてことはザラにあるので、滑り出しとしてはとても順調だと思っています。
SNSでNoveLandを紹介してくださっている方には感謝の気持ちでいっぱいです。
継続して改善してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
カジュアルにメモを残すための機能を作りたい
現在NoveLandで作品の設定を保存するためにはキャラクターとオブジェクトの機能を使うしかありません。
サービスの開始当初では、これは意図的なものでした。
というのも、経験が浅い人が完全フリーにメモを残していくとなると、ふわっとしたものになってしまい実際には使われなくなりがちで、使われるものについてもやっぱりあとで変更したいってなった時に整理されてないとメンテナンスが大変になってしまいます。
この問題を解決するために設計したのが、キャラクターやオブジェクトの設定画面でした。
ストーリを書く上で最も大事なのはとにかく本文を具体的に書き進めることです。なぜなら、どんなに優れた設定があっても、読者が読める形で本文が存在していないとその設定は存在してないのと一緒だからです。
まずは物語にどんな物が登場するのかを一つ一つ設定する。
そして、執筆画面のインスペクタに表示されるものと本文を比較しながら少しずつ調整する。
そうやって世界観を作り上げていただきたかった、という思いがありました。
しかしながら、実際には執筆する上での問題点が見つかりました。
というのもNoveLandにはキャラクター/オブジェクトを楽に本文に埋め込めるようにするために、本文中にキャラクター/オブジェクトと同じ単語が登場したら黄色い下線が引かれるようにするという機能があります。
これは、実際に本文に登場する設定なら問題はありません。
しかし、たとえば「時代設定」みたいな抽象的な設定を保存したいとなった時にオブジェクトを使用してしまうと、作品によっては意図せずに下線が引かれてしまいます。
無視すれば良いっちゃ良いのですが、一意にキャラクター/オブジェクトが特定できるのであれば、エピソード内に登場する全ての下線が引かれた箇所を一括で埋め込み化できる機能をそのうち実装する予定であり、この機能の妨げになっていまいます。
なので、オブジェクトの設定画面とは別で、手軽にメモを残せるような機能を追加します。
そして、必要に応じてメモをオブジェクトに変換できるようにします。
そもそもオブジェクトという概念自体馴染みのない人にはわかりづらかったので、徐々に慣れていただくという観点でも結局これで良さそうです。
今後の展望
正式版のリリースに向けて
β版の開発に取り組む中で色々と考えた結果、正式版は以下を要件として全て実装が完了したらリリースすることにしました。
目標は来年の1月1日です。
上から順に優先度が高くなっています。
直感的でわかりやすい操作が可能なUIを目指して改修する
現在取り組み中、他と並行して行う
カジュアルにメモを残す機能を追加する
設計済み、次に取り組む
操作ガイド兼サンプル小説を追加する
現在取り組み中で一時中断、進捗率50%くらい
エクスポート機能を追加する
設計済み、未着手
エピソード単位でのエクスポートのみ、一括は正式版のリリース後
AI機能の改善を行う
未着手
オブジェクト一覧画面を改修中
動画は現在開発中のものですが、UIの改善の一環として現在のオブジェクトの種類の一覧画面を以下のように変更する予定です。
最初のリリース時点ではだいたいこんな感じのままで公開しますが、将来的にはカスタム設定項目をテーブル形式で表示してより一覧性の高い画面にすることを考えています。