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作品の世界観を理解した上でAIが回答! 小説執筆ツールNoveLandにAIアシスタント機能が追加されました!

近年ChatGPTをはじめとしたAIの技術が急速に発展してきており、物語の執筆に対しても大きな影響を与えています。
ただ、キャラクターや世界観のアイディア出しや、文章の校正など活用の幅は多岐にわたる一方で、その性能には一定の限界があります。

今回の記事では、NoveLandにそれらを克服した機能を追加したので紹介します!


ChatGPTのここが物足りない!

作品の設定と違う解釈をすることがある

執筆した文章をそのままChatGPTに入力して指示を与えても、AIは書かれていること以上の情報を汲み取ることが出来ません。

本当は矛盾点について指摘して欲しいのに、AIが何と比較して矛盾しているのか判断することが出来なかったり、作品のオリジナルの概念を解釈しきれなかったりしてしまうため、思ってたのとは違う返答になってしまうことがあります。


毎回コピペすることが面倒

前述の問題は、予めメモしてある世界観の設定情報を質問と一緒に貼り付ける事である程度解決するのですが、毎回それを行うのは地味に大変です。
また、設定情報の過不足が発生してしまうこともあるでしょう。

こういった作業は、作品を完成させることそのものとは直接関係がないため、なるべく減らしたいところです。


新機能 AIアシスタント

ChatGPTのような基本的なチャット機能に加え、以下のように+ボタンを押したり、@によるメンションを使用することでキャラクター、オブジェクト、ドキュメント、エピソードの情報を参照することができます。

@メンションを使用した様子
+ボタンを押した様子

違いとしては、明示的にこの情報を指定したいといった時は@メンションを使用し、とりあえず考慮だけして欲しい時は + ボタンを使用してください。


活用例1: 作品固有の世界観や設定の矛盾点の指摘

例えば以下に参考動画があるのですが、「フィンレク」という名前の魔法が炎属性の魔法として描写されています。しかしながら、事前に設定していた情報では氷属性の魔法として登録されているため、どちらかが誤ってしまっている状態です。

通常のAIサービスであれば、フィンレクという言葉は現実に存在しないのでこの誤りを指摘することはできないのですが、今回追加されたAIアシスタント機能では炎が迸るという表現は誤りです、と具体的な指摘することができています


活用例2: Web小説で人気が出やすいフォーマットを守れているかどうかのチェック

例えばWeb小説には1話あたり2000〜5000文字がいいだったり、空白や改行を使って読みやすくした方が良いなどの一定のルールがあります。
こうした目的に応じた執筆のルールをちゃんと守れているかどうか機械的なチェックを行うために、AIアシスタントは最適です

上記の例で使用したプロンプトは以下に置いておきます。
これ以外にもこのジャンルはこうするべき、みたいなルールを作るのもよさそうです。


まとめ

NoveLandのAIアシスタント機能によって、AIの利用がより簡単になりつつ回答がより正確になりました。

ChatGPTを執筆時に利用する際に、これを毎回コピペするの面倒だな、これを毎回言語化するの大変だな、と思った際にはぜひNoveLandをご利用ください!


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