ラプソディーを壊してさえ
「時は、深い静かな波の中で流れる」
川沿いは夜へ続く
限られた列車の音
酒場はうごめく欲はあらず、
享受し得るだけの欲が在る
美女の爪先、花水の
雌牛は思惑より浪漫
一人、人
雅もとか、列を成す
傲慢、我儘、気まま
ゆかい、快楽、
笑う空の風、見た事ない
追いかけてくるのは先の絶望
そうだとも
進むか、そうだ進む
廻る時は酔どれ
破、破、高い
メロウな遊び
大衆は見てない
陥るドラキュラ伯爵
夢見る心世の破壊
差し出す、手は
その誘惑を恋と
誤りて、くらんくらん
曲は流れる不可思議
月の埃の輝きを知らぬとも
此の恋はいつかの御伽噺
町の日常、白鳥
跳ばない理由は
夢が落とす、いや
駆ける翅のその先
昂、登る、左右帰る
水の優しさに触れ
世界の在り方迷う
終曲、流れることは
あの日の舞の意味を
忘れること、違う、
此の意思であの日を
想い続けること
水泡の粒、沈む
戒律はなくても
韻が導き、黒の音は
どことなく現れ
魅せてくれる
四のぽほり
変身、反響は戻す
急がれど、香りがする
金の時間の子供たち
花火、快楽、感性、
有名、静寂の対
落とす命は
限りある幽幻の
始末だった