日常で役立つポルコの名言4選
ジブリの作品は不思議なことに何回観ても出てくる感想が違うんですよね。
観る人の年齢や性別によって、作品の受取り方が多様になるところもジブリの魅力だと思います。
僕が1番ジブリで好きな作品は、「紅の豚」です。
ポルコがとにかく渋い。ああゆう男に憧れますね。
またライバルのカーチスも憎めない奴で、いちおう敵役ですけど、あの愚直さは可愛げがあっていいですよね。
ポルコの戦友でイタリア空軍のフェラーリンも、ミラノからアジトへ帰るポルコに包囲網の抜け道を教えたり、それぞれ背負った正義は違えど友情は忘れない感じがこれまた渋いですねー。
今回はそんな「紅の豚」の主人公である、ポルコの名言をピックアップし、日常のワンシーンにはめてみます。
※以下、大ネタバレ。
1.「飛ばねえ豚は、ただの豚だ」
「紅の豚」を観たことない人でも知っているであろうこの名言。飛行艇乗りであるポルコの覚悟が滲み出てますね。
この名言は飛行機に搭乗し、これから離陸という時、
「飛行機堕ちたらどうしよぉ」
と、隣でビビり散らかしている高所恐怖症の人に言い放ちたい。
恐らくそれを聞いた高所恐怖者は、覚悟を決め込むだろう。
「そ、そうだね、もう乗っちゃったもんはしょうがない、いわゆる乗りかかった船ってやつですね!」
そしたらこのように回答したい。
「いや、今乗ってるの飛行機だし、乗り物の例えで乗り物出してくるあたり、あんま比喩上手くないんですね。」と
それを言われた高所恐怖者は、未だ抜け切らない空への恐怖と、気付かされた貧弱な国語力、
そして「私、豚なん?」という自身の生物学的特性に疑念を持つことだろう。
2.「インスピレーションだな」
これはポルコの飛行艇の修理を担当することになった、17歳の少女・フィオに「いいパイロットの条件はなに?」と聞かれた時のポルコの回答である。
こちらは是非とも入社面接などで面接官にぶちかましたい。
「弊社の志望理由は大体わかりました。」
「それでは、あなたはご自身の1番の長所はなんだと思いますか。」
「インスピレーションだな☆」
面接官の頭にはクエスチョンマークが100個浮かび、ハニカミながら答えた青年の顔から目が離せなくなる。
仕事の出来に年齢は関係ないという本質に気づいた面接官は、後日、その青年に採用の通知を送るのであった。
3.「徹夜はするな、睡眠不足はいい仕事の敵だ。それに美容にもよくない」
こちらは深夜に小腹が空いて、コンビニに行った時に活用したい。
以前から気になっている、可愛いバイトの女子と「袋にお入れしますか?」以外の言葉を交わしたいときだ。
お釣りを受け取り、去り際、
「徹夜はするな、睡眠不足はいい仕事の敵だ。それに美容にもよくない」
「夜勤なんですけど」
彼女はそう照れ隠しをするだろう。
内心はチャンカワイよろしく、「惚れてまうやろー」と絶叫しているのである。
4.「馬鹿野郎!そうゆうのは一番大事な時にとっとけ!」
カーチスとの決戦前夜、フィオがおとぎ話よろしく、自分のキスでポルコが人間に戻るかもしれないと思い、ポルコの頬にキスをした後のセリフ。
こちらもまた、先程の気になっているコンビニの女子店員に放ちたい。
「お弁当温めますか?」
「お願いします」
「お箸つけますか?」
「馬鹿野郎!そうゆうのは一番大事な時にとっとけ!」
店員は数秒固まったのち、あなたのエコ意識の高さに関心しつつ、箸を引き出しの中に戻すのである。