泣いちゃった
これから書くことは僕の正直な気持ち
これを読んだ人から悪く思われたとしても、偽りのない気持ちだから、僕は書くよ
まぁ、君が書いてたから僕も書きたくなっちゃったってのが本音だけどね
もし君が読んだら悲しくなっちゃうかな
それでも許してなんて言わないし、受け入れて欲しいなんてことも言わない
誰かに感想を求める文章じゃなくて、僕が僕の事を書くだけの文字列だから
久しぶりに泣いちゃった。
今日ね、1人でお出かけしたんだ
あなたと一度だけ行ったことのある場所に
初めてきた時はあなたと一緒だったね
2回目は僕ひとりで行ったんだ
あの時はあなたが家で待っててくれたから早めに帰ったのを今でも覚えてるよ
そして今日が3回目
今回もひとり
でもあなたはもう僕のことを待っていない
そりゃそうだよね
2ヶ月くらい前に別れたんだから
わかってた
わかってたけど
やっぱり思い出しちゃった
初めてきた時のあなたの事を
見る景色
見る景色
全部にあなたがいるんだよ
笑ってた、すごく楽しそうに
それでもふと気がつくと
さっきまで居る気がしていたあなたが居ない
だって、もう居ないんだから
だから決めたんだ
今日を最後の日にしようって
それでね
1枚だけ、たった1枚だけ写真を撮ったんだ
あの時、あなたを撮った時と同じ場所で
景色は同じはずなのに、全く別物だった
そっか、あなたが居ないんだ
もう、僕のファインダーに映ることは無いあなたが
そのあとはぶらぶら散歩したんだ
思い出の中のあなたを追いかけながら
一言一言別れを言いながら
そのまま海沿いに着いた
そこにあなたとは来なかったよね
あの時は途中で帰ったから
そう、初めての場所
あなたとの思い出がない場所
海を眺めながら
音楽を聞きながら
ボーッとしてた
それからどのくらい経ったのかな
僕が聞いていたのはいろんな歌をカバーしてる人のアルバム
知らない歌の方が多いアルバム
その中からまた知らない歌が耳に流れ込んできた
今までは聞き流していただけなのに
聴いてなんかいなかったのに
その歌は失恋を歌った曲で、今までの僕なら1mmも共感なんてしなかっただろうな
それなのに、その時は違った
歌詞の一言一言が意味を持って流れてきた
その歌詞と同時に色々思い出すんだ
でも、出てくるのは全部、全部あなた
そしたらたまらなくてさ
最近はもう泣いてなかったのに
その場の雰囲気もあったと思うけど
それでも、たまらなくてさ
僕は海を眺めながら、あなたを思い出しながら、声も出さず、人目も気にせずに泣いた
ごめんね、なかなか忘れられなくて。
でもね、涙を拭いたら何かが変わったんだ
ちゃんとお別れを言えた気がした
もう大丈夫
そう思えた
そのあとで君に連絡したんだよ
君は僕のふざけて撮ったセルフィーで笑ってくれた
かわいいって言ってくれた
かっこいいって言ってくれた
割と普段から言ってくれてる言葉なのに
その時は特別嬉しくて感じたんだよ
ありがとう、僕の、こんな僕の支えになって
今君がいろんな問題も悩みも抱えてて大変なのは、少しだけかもしれないけど知ってるよ
それなのに僕に気を使ってくれることも知ってるよ
それが本当に嬉しいんだよ
ありがとう
君が僕のことをどう思ってるかなんて分からないけど
君のことが好き
素直なところも、可愛いところも、家族妹思いなところも、少し複雑に見える過去も、全部
あえて具体例を挙げるとしたら
スカートを履いてきたときに、今日スカートだよって教えてくれる可愛いところかな
そんな可愛い君が本当に好きです
だから、これからも僕の隣にいてね
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