ツーブロック禁止について思うこと
学校でツーブロックが禁止の理由が「事件や事故に遭う可能性があるから」と回答されたことがTwitterで話題になっていた点について、自分なりに思うことがあるので書きたいと思う。
ここではツーブロックだけではなく、染髪、ピアス、タトゥーなどの学校で禁止されていること全般についてそれを守る必要があるのかという点について考えてみる。
まず、私の意見をはっきりさせておく。私は「学校で定められたルールは守るべき」と考えている。
ただ、もし自分の子供にその意見を伝える際にルールで決まっているからという点だけで説得するのは難しいだろう。なので、もっと納得できるようになぜ守るべきなのかという点を深堀りして考えてみようと思う。
私は、染髪・ピアス・タトゥーが悪い物であるとは思っていない。
自分の個性を表現するために使える表現方法の一つだと思うし、だれかに直接迷惑をかけているわけではない。やりたい人は自由にすればいいと思う。
ピアスやタトゥーなどの関しては「親からもらった体に・・・」という人もいるが、自分の人生なんだし本当にどうしてもやりたくでやらないと後悔すると思うならすればいいと思う。
ただやるからには被害者意識はもつべきではないと思う。
「学校で真面目に勉強をしているのに髪染めただけで不良扱いされて叱られた。」
という出来事があった場合、ルールで髪を染めてはいけないんだったら、叱った側ではなく染めた本人に問題があると思う。
社会には理不尽なルールやできごとがたくさんある。
スーツを着て出社しなくてならないとか、女性は化粧をしないとマナー違反みたいな風潮とか、使っていない有給が一定期間経つと勝手に消えてしまうとか、国民年金が給与から勝手に引かれるとか、といういう理不尽と折り合いをつけて生きていかなければならない。
学校は勉強を学ぶだけではなく、社会に出る前に倫理観を養う場でもあると思う。
決められたルールを守れない人は組織の中で低い評価になってしまうことは受け入れなければいけないし、それはルールを破った人の自己責任と考えなければならない。
残念ながら自分は天才ではなく、自分の子供もまた天才ではないと思う。
天才ではない人間が一番簡単に幸せになるためには、社会のルールに逆らわずうまく折り合いをつけて生きていくのが一番だと思う。
社会のルールに縛られず、学校にも通わず、成功して幸せになる人もいる。
でもそれは限られた一部の才能と運に恵まれた人の事例であって、多くの人は社会のレールといわれているものから外れると一気に人生の難易度が上がると思う。
自分は自分の子供に普通に学校を卒業して、普通に就職して、普通に結婚して、普通に幸せになって欲しい。
だからこそ、自分の子供が学校のルールを違反して将来の選択肢を狭めてしまうことは避けたい。
自分も子供の選択肢を狭めないように今一生懸命貯金を頑張っている。
自分の本当にやりたいことというのは、結構大人になってから気がついたりするもので、そのときに普通に真面目に学校に通って卒業したという経験が自分を支えてくれたりする。
だから自分の子供が学生のうちに学校で禁止されている髪型にしたいと行ったときには、そういうリスクの説明をした上で子供に選択させ、それでも強引に強行して学校に怒られたなんて被害者ぶった日には思いっきり叱りたいと思う。
なにごとも他責にすると自己成長の機会が奪われてしまう。自分で解決する選択肢を潰してしまうから。
自分が何をして今こういう状態になっているのか、それを解決するにはどういうことをすればいいのか、そういうことをしっかり考えられる子供を育てられるように、自分も他人の責任にしない大人でありたいと思う。
ところでこんなにも将来のことを考えて貯金も頑張っているのに、31歳でまだ結婚できていない。
これは世間の女性が男をみる目がないだけであって、私のせいではないと思う。