10月15日(土)
4時頃起きて、ほめほめノート書き、5年手帳書き、日記書く。日記書きながらデザイン進めたりあっちに行ったりこっちに行ったりあんまり集中せずうろうろしていた。朝ご飯食べて、8歳今日は運動会行ってらっしゃい。身支度して、1歳と4歳を実家に預けて、奥さんと歩いて小学校に向かう。8歳を見つけて手を振って写真を撮ったりする。2学年毎に入れ替わり制なのでプログラムは3つだけ。最初は1年生のかけっこ。それが、かけっこした先に写真撮影のための台があって、そこでポーズを撮って10秒ぐらい経ったら折り返して元の場所に戻るというもので「走ることよりも撮影がメイン…これが令和の運動会…」と奥さんに言って、一人でおもしろがっていた。かけっこ中は8歳も好きで聴いてたなにわ男子の同じ曲が1曲リピートされていて、自分が小学生の時代は色々な曲が次々に流れていた気がするので、それも不思議に思って「ずっと同じ曲を流し続ける事で、どの子が走っているどの瞬間も映えるハイライトにするという意図があるのかもしれない…?」と勝手に考察していた。
8歳のかけっこの時間になり、写真撮るけど野外だと画面が暗くて全然見えなくて、他の親御さん達も結構良さそうなカメラを持っていて、まだ子供達が小さい内に新しいカメラ買った方がいいかもと思う。最後に1、2年生が合同でダンスの時間になり、曲はYOASOBIのつばめという曲だった。事前にタイトルだけ聞いて、自分の知らない曲だったから「なんで群青じゃないんだ、群青でやってほしかった」ってわがままを奥さんに言ってたけど、聞くととても良い曲で、8歳のダンスもキレキレで動画を撮りながら静かに感動していた。なんでこの曲にしたんだろうと後で調べるとNHKの番組のテーマソングでダンス動画が公開されてるみたい。パプリカみたいな感じなのかな。MIKIKO先生が振り付けしてるそうでこの前情報仕入れた上で見たかった。1時間弱で運動会はあっという間に終わって、解散。奥さんは役員の仕事があるので一人で歩いて帰る。仕事部屋に行って少しデザイン進める。奥さん帰ってきて、8歳も帰ってきて、3人で久しぶりに丸亀製麺にうどん食べに行く。前にタルトリテンのLPを見てすごい若者向けに振り切ってる!ってインパクトが強烈に残っていて、ずっと食べたかったのでやっと食べれる。辛タル鶏天にして、とてもとてもおいしかった。チキン南蛮的なものが好きだし、すっぱいのも好きだし、辛いのも好きだし、薬味も好きだし、「この料理には自分の好きな食べ物が全部入ってる」「これ人生で3位以内に入るくらい好きな食べものかもしれない」「レギュラーメニューにしてほしい」と奥さんに伝える。
帰りに8歳の友達を迎えに行く。小二女子が遊んでいる横で 椎名林檎論 を読んで、めちゃめちゃおもしろい。まず正しい街の「不愉快(ai)な笑みを向け長い(ai)沈黙の後態(ai)度をさらに悪くしたら 冷たい(ai)アスファルトに額(ai)を擦らせて期待(ai)はずれのあたしを攻めた」で歌詞に意図的に「ai」を連続させていることとか特に感動、歌舞伎町の女王とか、丸の内サディスティックの解説もなんとなくで感じていた凄さをひとつひとつ丁寧に言語化してくれていて、この気持ちよさ、この凄さってこういう原理だったのか!!と解明されていく感じがして読んでいてずっと気持ちいい。手が止まらない。それがデビューから現在まで網羅されて続いていくのかと思うとなんて幸せな本だろうかと思う。椎名林檎がいる事が当たり前だったけど確かによく考えるとあの時代に「私/あなた」ではなく「あたし/君」と歌う歌手は本当に異質だったんだろうなと思う。今現在、今此処の生や性を歌う生々しさも当時の人からすると異色すぎる存在だったんだろうなと本を読んで今さら理解する。本能ではまったのが小学生の頃だったし、自分にとっては音楽シーンに椎名林檎が居る事が当たり前になっていたのでその異質さを忘れていた。
少し仕事する。
その後、限りある時間の使い方 も読んでいると、引き続き、将来の計画のため、準備のために生きるのではない、いつまでも準備は終わらないし、全てのタスクが完了することは永遠に来ないので、限りある人生の中で達成できるタスクは少量だけだということを理解して、自分にとって本当に重要なものを選びとって、今すぐにやること。今現在を味わうことが人生を生きるということ..みたいな話が書いてあり、その話が 椎名林檎論 とも共鳴して響いてきて読書っておもしろい。林檎さんが昔から「今」に強く強く価値観を置いている人だなと思っていて、月に負け犬で「明日くたばるかもしれないだから今すぐ振り絞る」とか閃光少女の「今日今が確かなら万事快調よ明日まで電池残す考えなんてないの」とかは顕著で、他のどの曲も「今」、今を味わうことが人生みたいな思想を感じつつも、今を味わうこと大事だよねと思いつつも、自分は「でも今を精一杯生きるだけでは破滅に向かってしまうのでは…将来のために準備をしたり、スキルアップをしたり、時間やお金を大切に使うことが大事なのでは..」とか考えてしまって「今」に価値を置く思想をあまり理解できないでいた。でも 限りある時間の使い方 を読んでいるここ数日で林檎さんが度々歌っているその思想の真意がわかってきた気がした。本当に良い本。ずっと手元に置いておきたい。
夜ごはん、本読みながらビール飲みながらからあげ、煮物、おいしい。1歳と4歳とお風呂入り、みんなで寝室に移動して、22時頃おやすみ。
スキとかフォローとかしてもらえたら僕は幸せです。