リアルを大事にする人たちに囲まれてのオンラインオフ会
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このnoteは2018年11月に「沖縄にダイアローグ(対話)の文化を醸成できたら沖縄はどうなるかなぁ」と実験的に始まった学び合う集まりで、医療・福祉・教育の領域を越えて『きく』についてをもう一度紡ぎ直してみようかとなった琉球ダイアローグプロジェクト(RDP)の記録を残していくものです。
2020年度もすすんでいきましょうね!と言っていたところですが、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、活動は休止となったのもありはじめました。「RDP事務局日誌」みたいなものです。
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琉球ダイアローグプロジェクト事務局のちょこです。
回想的記録もしつつ、現在進行形のあれこれの軌跡も。
5/12オンラインオフ会概要
●日時:5/12(火)21:00~22:00
●対象:原則、2019年度RDP会員さん
●参加費:無料
●場所:オンライン(zoom)
開催の理由
5/12オンラインオフ会を実施しようとなったのは
ステイホームや感染拡大防止策などで
だんだんと余裕がなくなってきたり、くたびれちゃったり、
落ち込み気味になったり、話したい―!ってなったり。
「あのね、実は」「うちはいまこんなで」と話す機会もなかなかとれない状況だったり。
「はなせないでいるよねー」と世話人同士のミーティングでもなってでした。
『オンラインオフ会』 オンラインだけどオフ会。笑
つながり合うためにやってみよう、と。
やってみた様子
2019年度のRDP会員さんを対象に告知をし、
15名ほどの方にご参加いただきました。オンラインならではの県外からのご参加も。
今のそれぞれの現場の話、日々の過ごし方、気づき、趣味マイブーム、自論など。
ひとりひとりの声を聞く。ひとりひとりが話す。
そんな場。なんだかその人らしさにあふれていたなぁとも思い返しています。
日頃オンラインをやらない、この時期にやりすぎて疲れてる、
そんな方たちもいるだろうなと思ってゆるい場を、と思って心掛けたけど、
それでもやっぱり緊張してそうな方がいて、ゆるみの念を贈りたくなった。
やってみて思ったこと
参加された方から「オンラインはひとりずつ話すから聞く練習にいいかなーとぼんやりかんがえた」
との声があって、私もその意見に同感です。
ひとりひとりの声に注視し、聞くに専念できるなと。
会っているときのような掛け合いはできないかもしれないけど、
違う形のコミュニケーションのあり方として育てていきたいなとも私は思います。
オンラインでできないことがあるのを知っている
開催にあたって、すぐにGOではありませんでした。
「話すだけならオンラインでいいんじゃない?」とすぐなったというよりは、
「今の状況だと会うのは厳しい。つながりあうためにはやるか」
とどちらかというとちょっと重めな腰をあげた感じでした。
それはなぜか?それは運営のメンバーが生身で語り合うことの良さを知っているからじゃないか?と。
『ダイアローグは目に見えない感覚というか空気も応答し合うのだ』
そんなことを研修時に先生もおっしゃっていて、メンバーはそれを文字通り肌で感じている方々。
精神科医として、心理士として、先生として、組織の代表として、
それぞれがそれぞれのフィールドで体現されているんです。
そして、そうしたある種肩書を越えて、ひとりの存在としても大事に大事に関わり合っている方々です。
そして、運営メンバーだけでなく、琉球ダイアローグ研究会・研修会に集っている方々も言語を越えた関わり方をこのプロジェクトではしてくださっている。
画面を越えて触れられないことがどういうことかを感じているんですよね。
オンラインオフ会はドアをノックするようなものかもしれない
貞子のように画面を越えてあらわれることができない。
とはいえ、「ご機嫌いかが?」「もうかってまっか?」と相手の心のドアにノックすることはオンラインでできるのかもしれない。
今回、オンラインオフ会をしてみてそう思いました。
そして、今まで気づけなかった相手の部分にも気づけて、
それはいつもと違うドアにノックすることができたからかも、とも。
生身とバーチャルを行き来しながら関係性を紡ぐ
リアルでダイアローグすることと、オンラインでダイアローグすること。
それを行き来しながらこれからの私たちは関係を紡いでいくのかもしれません。リアルのよさも、オンラインのよさもどちらもインストールしていこうかな。
もっと相手のことが知りたくなったオンラインオフ会、6月もやるかな?
どう歩みを進めていこうか、そんなダイアローグもしながらの私たちでした。
最後になりましたが、ご参加いただいた方々、ありがとうございました。
※もうひとり重要人物が合流してくれたのに写真とれず。
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