菌ちゃん先生こと吉田俊道先生が提唱されている菌ちゃん農法で、今年の夏にきゅうりを育ててみた
たくさん写真を載せられたらいいのですが、どうしても近所の様子が映り込むのでなるべくテキストでお伝えします。
そもそも菌ちゃん農法とは、吉田俊道先生が提唱されている糸状菌をはじめとする様々な微生物の力を借りて野菜を育てる自然農法だと定義できると思います。
(昨今色々な農法定義があるようなので、そこはふわっとだけ説明させていただきます)
その農法の特徴は
・一度作ったら5年位使えて、水やりもしなくて良い
・野菜が元気に育つので、虫の害にも強くなる
・農薬、肥料が要らない
などが挙げられます。
すごく興味が湧きました。
他にもいろいろな方がいろいろな農法を提唱されているのですが、小さな畑で試してみるならこれだ!という思いで菌ちゃん農法にチャレンジすることにしました。
そこで私は、先生の動画などを参考にして、幅1mほどの高畝を作りました。それを黒マルチで覆って、さらにその上の何箇所かに大きめの石を乗せて水分が上がってくるようにして、4ヵ月から半年放置した後きゅうりの苗を植え付けました。
吉田先生の畝との違いは、
・畝の中央一番下部に炭を敷くところ、くん炭にしたこと
・黒マルチを180cm幅にするところ、130cmにしたところ
などでしょうか。
古屋には朽ちた木々や細目の竹もたくさんあったので、畝をつくる材料に困りはしませんでした。
どちらかというと、それらを片付けられて助かりました。
一人でコツコツ畝を作るのは骨が折れまして、まだ2畝しか出来ていませんが、そこにきゅうりとオクラと空芯菜、それから枝豆を植えてみました。
きゅうりの栽培
結論から言うと、5月中旬に苗を購入し定植した後、8月上旬くらいまで収穫することができました。
きゅうり栽培初心者ですので決して参考になる数字ではありませんが、1本の苗で30本は穫れたと思います。
水遣りに関してもほとんど必要なかったです。
ほとんどというのは、苗が若い時期に実にすが入りまして、その時に灌水したからです。
今年は雨が多かったように思いますので水やりに関してはこれからも注視していきたいと思います。
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オクラの栽培
オクラというのはわりと育てやすく収穫しやすい野菜だと最近知りましたが、こちらも5月中旬くらいに植え付け水遣りせず高さ1m近くにまで成長しました。
収穫も順調です。
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空心菜の栽培
空心菜は吉田先生がお勧めされていたので植えてみました。
大変成長が早く、虫たちの姿も見かけるのですが、食われてはいない様子です。
私一人では食べきれない状況ですが、欲しい時に刈り取って葉の部分だけを食しています。
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枝豆の栽培
枝豆に関しては…
とても楽しみにしていたのですが、うまく育ちませんでした。そもそも黒マルチ以外の場所で撒いた種が虫にやられ、そこから移植させた苗をそだてたのですが、実が太ることなくえぐみが強い小さな実がなりました。
初期にほんの少し美味しいちいさな実が食べられました。。
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虫にやられてました
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ありました!
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肥料も少し使って育てました。
吉田先生の畝にはあまり適さないと聞いたので
草はあまり刈らない方針
そして皆様お気づきだと思いますが、雑草に関しては今のところなるべく刈らない方針でおります。
その理由としましては
・除草剤を使いたくない
・燃やすと有益な微生物まで殺してしまう
・雑草と言われている植物達が、環境に対して良い影響を与えているように感じ、そのことを観察したいから
などが挙げられます。
たとえば、夏の日差しで高温になる地面を背の高い雑草は冷やしてくれます。
また、その土地に足りない成分を補ってくれる雑草が生息するらしいです。(そこは突き詰められない私ですが)
そして除草剤を撒かない畑には様々な種類の昆虫や動物が入れ替わり立ち代わり現れ、自然の循環ができているようです。
近所の野良猫さん達もくつろぎに来てくれてるみたいで、猫好きの私としては草ぼうぼうが気になるものの、結構気に入っているのです。
それなりに畑の広さが必要ですが、菌ちゃん農法は試してみる価値ありと思っています。
今後の状況についてもご報告できたら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。