![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143638142/rectangle_large_type_2_c7938820a80dddc0295ec03744c7fc10.png?width=1200)
「旦那ちゃんの…ばあちゃんに会いに」(大事な人と向き合う)
皆さん、おはようございます。
ryukoです。
いきなりですが、私の旦那ちゃんの
ばあちゃんが先日入院しました。
それも私の勤めていた?(休職中の)
病院です。(/ω\)
やっと面会が出来る順番が来たので
会いに行ってきたのです。
…かわいい孫…
なんせ、古巣にしようとしている病院。
私が変な緊張をしないわけがない。
出来れば、職員たちに会いたくない。
…が、私がいないと旦那ちゃんも
行きづらいだろうかと…。
私所属の病棟と、ばあちゃんが
お世話になっている病棟にお菓子を買って…
病院の玄関で、すでに受け付け職員に
とっ捕まる!(>_<)
「あーーー!!!(=゚ω゚)ノ」
あ…どうも…
一つ小さくなる…。
それから顔パスで所属病棟に挨拶へ。
「元気?帰っておいで!」
ハグ付きでみんなが温かく迎えてくれた。
…ありがとう…
ブリーチして金髪な髪と
伸ばした爪のジェルネイル。
「羽が生えたねえ!」
さすが、みんな目の付け所…
羨望のまなざし。
この仕事していたら出来ないことだもんなあ。
ごめんね、なんかごめん…。
そして、ばあちゃんのいる病棟へ
んまあ、そこでも…
職員の反応は同じだった。(笑)
病室まで旦那ちゃんを案内するのも私…。
以前所属していた病棟だし
勝手はわかる。
そこには…。私たちが知っている
「ばあちゃん」から、ある意味進化した
姿のばあちゃん。
施設入所で何か月も会っていなかった。
90歳を過ぎた。
認知症もある。
大きな声で暴れたり点滴を抜いたり。
憎まれ口も叩くのであろう。
食事を拒否して痩せている。
(情報は私には入ってきていた)
しかし、旦那ちゃんの顔を見ると
コロッと表情が!
イキイキ✨
「あんた~、誰ねえ~?」
(;^ω^)うそうそ!
分かっとんじゃん!(笑)
そんな冗談で孫を見ている。
こりゃ、泣くな。旦那ちゃん絶対泣く!
だって「ばあちゃん子」だもんね。
…(。-`ω-)あれ?泣かないぞ?
あ…フリーズ中か!
たぶんショックだったのだろう。
現状のばあちゃんを受け入れるまで
時間がいるようだった。
話しかけることも出来ない旦那ちゃん。
…よかった、付いてきて。
私の出番だ。
「ばあちゃん!会いたかった孫よ!」
お昼に飲み残したという
栄養補助食品のジュースをだましだまし
飲ませながら会話をしていく。
そのうち、よくしゃべるようになった
ばあちゃんは、孫たちのことを私に
教えてくれた。
一番かわいい孫(旦那ちゃん)は
よく気が利くんだって!!
私は教えてあげた…。
「その孫は、えっと気なんて利かんよ!」
きょとんとして、旦那ちゃんの顔を見る。
「あんた~気が利くよの?」
お!繋がって来たぞ。
そこにいるのは、ずっと会いたかった
可愛い孫ぞ!
それから少しだけ会話した2人。
ばあちゃんはこのまま最期まで
入院だろう。
面会にも再々行けないだろう。
その間に徐々に衰弱していくだろう。
孫だと認識できるのはあとどのくらい?
あと、何回会えるのだろうか…。
…この2人は。
旦那ちゃんは噛みしめていたのだと思う。
すると…
「あんた~あっさりした子じゃの~」
「え?うち?(;^ω^)」
「○○にいい人を探しとるんよ」
別の孫を薦めていただいた。
「お金持ちなら、その人と結婚しようか?」
戸惑わせるつもりだったが
「うん、金は持っとるよの~」
だって!(笑)
その後…旦那ちゃんの顔を見て
(?)な顔していた、ばあちゃん。
(こいつら…夫婦だったよな?的な…)
なんだ、思ったよりも元気そうだ。
最後は
「また、来てね!孫(名前)…」
と笑顔だった。
会えてよかったね、旦那ちゃん。
( *´艸`)
久しぶりに私も看護師らしい15分間。
座る姿勢を整えることも
ジュースを飲ませてあげることも
会話の誘導の仕方も。
それに…年寄りには
人気があるんだから、私(笑)
(=゚ω゚)ノ🎵
今しかできないことの一つだったかもと
思えた時間でした。
看護師をしていた頃
患者と家族をつなぐことをしてきました。
患者の笑顔が見たくて…。
時には叱ったこともあります。
でも認知症の患者ほど
私の心の奥を見透かし
私を信頼してくれました。
出会った人たちに感謝しつつ
私は私の人生を歩んでいこうと思います。
ただ、2人を見ていると
看護師魂が疼きますよね。
( *´艸`)
皆さんも、後悔のないように
大事な人と向き合うことをしてください。
やりすぎってことはないですよ。