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アル中ヒストリー#3 謎の赤い尿→内科へGO!
フラフラの状態でなんとか会社に着き、何気なくトイレに行って小用を足したところ異変に気づいた。
尿が赤いのである。
正確には、赤茶っぽいというか、午後ティーのような色だ。
痛みはないのだが、こんな色は明らかにおかしい。何らかの異常が出ているはずだ。
さすがに不安になって、夕方仕事が終わったその足で信頼する内科のT先生のクリニックにやってきた。
この先生は町の開業医でありながら肝臓の専門医らしく、以前からわしの飲酒を心配して他の病院よりも細かく肝機能の数値を調べてくれていた。
とりあえず症状を伝え、その日は血液検査と採尿だけで帰宅することになった。
翌日結果が出たので伺うと、なんと γ-GTPは衝撃の1310、尿の色は血尿ではなく肝臓で処理しきれなくなったビリルビンという成分が尿に漏れ出していることが原因であった。
「さすがにこれはヤバいよ〜」と先生も顔をしかめていた。
こっちも若干ビビってしまい、やむなくしばらく禁酒という選択をせざるを得なくなった。とにかく寝られないという話をしたらごく弱い睡眠導入剤出してくれるというので、それをもらって今日はひとまず帰ることになった。